著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカがコロナのトンネルを抜けたら待っていた住宅ブーム

公開日: 更新日:

 コロナからの経済再開が本格的に始まっているアメリカで、住宅ブームが起きています。特に、郊外よりもっと外側のエリアで住宅需要が急増し、場所によってはパンデミック前の価格の3割増から2倍という異常事態になっているのです。

 昨春、ニューヨークはコロナ患者が激増し、富裕層を中心に南部フロリダなどに逃れる現象が起こりました。しかし今はワクチンを一度でも接種した成人は7割に迫る勢いで、感染も下がり続けています。

 では、なぜいま引っ越しかという理由のひとつは、経済再開しても当分の間はリモートという企業が少なくないからです。夫婦2人がリモートワークで子供もオンライン授業となると、もともと狭い都市の住居がますます手狭に。リモートだから少し遠くても自然に囲まれ値段も手頃で広い家に買い替えようという動きが広がっています。

 そもそもリモートワークできるのはIT系や大企業勤務など、お金に余裕がある人たち。そこに3回の政府の救済金が入り、旅行や外食、買い物も控えたことで貯金が増えたのも理由です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853