ニューヨークからお届けします。
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「鶏肉を風邪薬で煮ないでください」米FDAの大真面目なコメントで…
アメリカには「ナイキル」という風邪薬があります。青緑色の透明なシロップで、飲むとよく眠れるため人気が高く、筆者も愛用しています。 この風邪薬のシロップで鶏肉を煮るという、ありえないミームがネ…
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日本の老人ホームで「働く」日本の赤ちゃんがアメリカでも話題に
日本でも話題になった、日本の老人ホームの「赤ちゃん職員募集」が、アメリカのニュースでも取り上げられています。 ニューヨークタイムスやヴァイス・ニュースなどが紹介したのは、北九州にある老人ホー…
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ネイティブ・アメリカンの平均余命が劇的に短くなった理由
コロナのパンデミック以降、アメリカ人の平均余命は3年も縮まりました。過去100年間で初めてです。それだけでも驚きなのに、さらに衝撃だったのは、アメリカの先住民族ネイティブ・アメリカンに限っては、6年…
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いつ打てば…? 米国がオミクロン変異株対応ワクチン認可で大混乱
アメリカでは先週、オミクロンBA5株対応のワクチンが認可されました。最も多い人では5回目の接種になりますが、すでに混乱が起きています。 ファイザー社とモデルナ社が同時に認可を受けたのは、いま…
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お金か中絶か? 中間選挙で不条理な選択を迫られるアメリカ人
2022年のアメリカの夏は激動の季節でした。人工妊娠中絶が違憲という衝撃的な判断が下されたかと思うと、史上まれにみる激しいインフレに襲われました。 続いて秋には大統領選の次に重要な中間選挙が…
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TikTokでバズってる「クワイエット・クイッティング」って何?
「クワイエット・クイッティング(Quiet Quitting)」という言葉が、TikTokでバズっています。直訳すると「静かに辞める」ですが、別に仕事自体を辞めるわけではありません。「もう必要以上に一…
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ソーシャル・ディスタンスは不要…米CDCがコロナ予防の新ガイドラインを発表
9月の新学期を前に、アメリカCDC疾病対策予防センターが新たなコロナ予防ガイドラインを発表しました。ソーシャル・ディスタンスの廃止など思い切った措置に、ついに本格的なニューノーマルがやってきたと、大…
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アメリカでも…国民の意に反した中絶禁止の裏に宗教の存在が
アメリカ最高裁判断により、人工妊娠中絶が違法とされて1カ月が過ぎました。折しも日本では政治と宗教の関係が大きくクローズアップされています。そこで今改めて注目したいのは、アメリカ人から中絶の権利を奪い…
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サル痘拡大の一方で「名前が差別的」と米自治体がWHOに申し入れ
先週、この連載でアメリカでの「サル痘」の感染拡大について書いてから1週間、さらに感染が広がっています。 一方で、「サル痘」という名前が差別的と、問題になり始めています。 今日28日木…
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突然のサル痘感染激増…ニューヨークのLGBTQコミュニティに不安広がる
オミクロンBA5株の感染が収束しない中、アメリカではサル痘患者の数が過去3週間で3倍に増加しました。中でもLGBTQコミュニティでの感染が目立ち、懸念が広がっています。 サル痘はすでに、世界…
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米国ではコロナ感染急拡大の一方で…オミクロンBA.5対策はほぼ無視状態
アメリカのコロナ感染は再び増加に転じています。これまでで最も感染力が高いとされるオミクロンBA5株にウイルスが置き換わったためで、1日の感染者数は13万人。しかしほとんどのアメリカ人は、意識もしてい…
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リッチなニューヨーカーのトイレ対策はボトックスとPAE
アメリカのこの夏の旅行者の数はパンデミック前の水準に戻りました。そこで話題なのが、ニューヨークの高級別荘地に向かう大渋滞と、トイレ対策です。リッチなニューヨーカーがトイレ休憩を減らすための、特別な施…
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暗黒時代への第一歩? 米最高裁が人工妊娠中絶は違憲と判断
6月24日金曜日、アメリカ最高裁で人工妊娠中絶は違憲という判断が下され、女性の権利は約50年前に後退しました。あれから1週間、保守が強い州では中絶が次々に禁止となり、全米で抗議行動が続いています。 …
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粉ミルクの次はタンポン危機…米国での深刻な品不足が女性の健康を脅かす
赤ちゃんの粉ミルクの深刻な品不足についてお伝えしたばかりですが、続いて今度は女性の必需品タンポンが不足して問題になっています。なぜ女性に必要なものばかりが足りなくなるーー? アメリカの女性たちは悲鳴…
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6月はプライド月間だが…米南部で強まるLGBTQへの医療差別
アメリカの6月は「LGBTQプライド月間」です。特にLGBTQ人口が全米で最も多いニューヨークでは、街中にレインボーの旗がひるがえり、LGBTQの権利や文化を祝う様々なイベントが行われています。とこ…
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アメリカのZ世代の7割はお酒よりマリファナが好き…その理由は?
アメリカの18〜24歳の7割は、お酒よりマリファナを好んでいるという調査結果が話題になっています。 「Z世代」という言葉、最近よく耳にすると思いますが、物心ついた頃からコンピューターやソーシャ…
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米国ではオミクロン株の猛スピード変異にワクチンが追いつかない
アメリカは夏に向けた旅行シーズンを迎え、空の旅の旅客数も新型コロナのパンデミック前の水準に戻りました。一方で1日の感染者は10万人で高止まりしていますが、マスク義務付けなどの規制はなく、ワクチンと早…
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教師にも銃を…公衆衛生の敵でも米国はなぜ銃を捨てられない?
米テキサス州の銃撃事件で小学生19人と教師2人が射殺されました。ところが、こうした痛ましい犠牲が繰り返されても、CDC(米疾病対策センター)が「銃による暴力は公衆衛生を著しく損なっている」と宣言して…
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米国のドラッグストアから粉ミルクが消えた! 深刻品不足で赤ちゃんの健康が危機的状況に
アメリカではドラッグストアから粉ミルクが消え、赤ちゃんの健康に脅威を与えています。5月中旬現在、全米の粉ミルクの品切れ率は4割強と発表されていますが、著者の近所のドラッグストアの商品棚はほぼ空っぽで…
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米国では、中絶非合法化で避妊の権利まで奪われるのでは…と危惧する人も
前回、人工妊娠中絶の非合法化を示唆するアメリカ最高裁の内部文書がリークされ、大炎上しているとお伝えしました。 ちなみに人工妊娠中絶は、日本では1996年の母体保護法によって妊娠22週まで認め…