著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

アルツハイマー病の新薬「症状悪化27%抑制」 実用化へ米科学者から期待と懸念が

公開日: 更新日:

 日本のエーザイとアメリカのバイオジェン、2つの製薬会社が共同開発しているアルツハイマー新薬「レカマネブ」が、全米で大きな反響を呼んでいます。病気の進行を抑える初めての画期的な治療薬として、多くのマスメディアが取り上げています。一方で、医療関係者からは懸念の声も上がっています。

「レカマネブ」はアルツハイマーの進行を抑える薬です。アルツハイマー病は、脳にアミロイドβ(ベータ)と呼ばれるタンパク質が溜まり、神経細胞が傷つけられることで、認知症の症状が発生すると考えられています。アメリカには580万人のアルツハイマー患者がおり、その数は2060年までになんと3倍になると予測されています。

 両者は先月28日、「最終段階での臨床試験で、薬を投与されたグループでは症状の悪化が27%抑えられた」、すなわち有効性が確認できたと発表しました。さらに2023年末までに、日本や欧米で承認申請をする方針を明らかにしました。

 この発表にどれほどインパクトがあったかは、バイオジェンとエーザイの株価が一気に跳ね上がったことからも伺えます。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末