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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

バイデン大統領が大麻所持で有罪になった6500人を恩赦 米国で大きな反響

公開日: 更新日:

 バイデン大統領が大麻所持で有罪になった約6500人を恩赦すると発表し、大きな反響を呼んでいます。

 アメリカでは50州のうち、19の州とワシントンDC(コロンビア特別区)で大麻が完全に合法化され、37州で医療用の使用が認められています。非合法でも、持っているだけで売り買いしなければ犯罪にならない州もあり、完全に非合法の州はわずか4州です。 

 バイデン大統領は「こうした状況下で恩赦は当然」としていますが、今回の措置は大きく歓迎されている一方で、批判も受けています。

 というのは、恩赦の対象になる人が著しく限られているからです。1992年から2021年の間に、連邦法とワシントンDC(コロンビア特別区)の法律により裁かれた人のみ。ところが大麻所持に関しては、各州の法律で裁かれた人の方が圧倒的に多いのです。

 2010年から18年の間に、大麻所持で逮捕された人は全米で600万人もいますが、ほとんどが今回の恩赦の対象にはなりません。

 大きな一歩と評価が高い一方で、失望する声も少なくありません。中間選挙を前に支持率を上げたいからだろうという、意地悪な意見も出ているほどです。

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