サル痘拡大の一方で「名前が差別的」と米自治体がWHOに申し入れ
先週、この連載でアメリカでの「サル痘」の感染拡大について書いてから1週間、さらに感染が広がっています。
一方で、「サル痘」という名前が差別的と、問題になり始めています。
今日28日木曜日の時点で全米の感染者は4900人で、1週間前の2倍以上です。ニューヨーク市内では先週の711人から、1100人に急増しました。
サル痘の主な症状は発疹や膿疱で、その部分に直接触れることで感染します。また汚れた服やシーツを通して、飛沫により感染する場合もあるとのことです。
そんな中市民を驚かせているのが、市内の感染者のほぼ全員が成人男性で、多くがLGBTQだということです。しかしなぜそうなのか、また性交が直接の感染原因かどうかも、まだわかっていません。
市内でワクチンが受けられるのも、男性の同性愛者またはその濃厚接触者に限定されています。オンラインの予約制ですが、既に予約は埋まっていて、次のワクチンが届くのを待っている状態と伝えられています。