上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」
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「難聴」は動脈硬化性の心臓病とも深く関係している
音が聞こえにくくなる「難聴」は、高齢になると多く見られる耳の障害ですが、じつは心臓病とも深く関係しています。 富山大学の研究では、狭心症や心筋梗塞といった心臓血管疾患の既往のある高齢者は、難…
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「腰痛」の背後に命に関わる心臓病が隠れているケースがある
年をとって「腰痛」がひどくなった……そんな高齢の方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。高齢になると骨や筋肉が衰えて体を支えきれなくなったり、加齢とともに関節の軟骨がすり減るなどして、腰の関節…
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高齢者の再手術では術後の「リハビリ」と「食事」が重要
心臓手術の多くは“賞味期限”があります。そのために医療が進歩した現在では、50~70代で最初の手術を受けた人は、80歳前後で再手術が必要になるケースが少なくありません。高齢になると、体力や持病などに…
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人工弁を交換する高齢者の再手術では高い技術が求められる
心臓弁膜症の初回の手術で人工弁を使った弁置換術などを行った場合、高齢になってから「縫合不全」のトラブルが起こり、再手術が必要になるケースがあります。人工弁の経年劣化や、縫合部に使った組織の動脈硬化に…
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再手術でリスクになる「心房の拡大」は縫い縮めておけば回避できる
これまで、高齢者の心臓の再手術における“ハードル”についてお話ししてきましたが、もうひとつ大きなリスクになるのが心臓の「拡大」や「肥大」です。 そもそも心臓は、「大きい」こと自体がリスクにな…
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高齢者の再手術では「仮性動脈瘤」を処置するケースが多い
近年、主に担当している高齢者の再手術では、前回お話しした癒着のほかにも難度をアップさせるリスクがあります。「仮性動脈瘤」(偽性動脈瘤)と呼ばれる病態です。 動脈硬化が主な原因で生じる真性動脈…
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高齢者の再手術は初回からの期間が短いと「癒着剥離」の難度が上がる
2020年にいわゆる定年で主任教授を辞し、大学の理事兼特任教授となってから、およそ3年半がたちました。かつてに比べると件数は減りましたが、いまも病院で現役の外科医として手術を続けています。このところ…
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心臓病のリスクをアップさせる「超加工食品」について考える
食事・食品と心血管疾患の関係については、これまでも世界中でさまざまな研究が行われています。そうした中で、近年よく目にするのは「超加工食品」というものです。 保存料、人工的なうまみ成分、油脂と…
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「塩分」は心臓の健康にとってやはりマイナスといえる
近年、「塩分(ナトリウム)」と心臓血管疾患の関係についてさまざまな議論が交わされています。WHO(世界保健機関)は推奨する1日の塩分摂取量を5グラム未満としていて、米国では5.8グラム未満(高血圧患…
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冬の朝のウオーキングは心臓が危ない…リスク因子が揃っている
本格的な冬が到来し、全国的に冷え込みも厳しくなってきました。 基本的に「寒さ」は心臓にとって大敵です。気温が低い環境では、人間は血管を縮めて血流を減らし、熱を体外へ逃がさないようにします。血…
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収入が低くなると心臓病リスクが高くなる…理由はいくつもある
近年、「収入」と心臓病の関係に関する研究が盛んに行われています。すでに、高収入の人は、低収入の人と比べて平均余命が長いことが報告されていますし、収入が高い人は、低い人と比べて心筋梗塞や狭心症などの虚…
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新たな理論による「血流解析」は心臓治療を進歩させる可能性がある
近年、心臓病の診断・治療の領域で「血流」の研究が進んでいます。 心臓は効率よく全身に血液を送り出すために、心臓内でさまざまな回転する流れ=渦血流を発生させていることがわかっています。心臓にな…
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若い女性の心臓病は遺伝的な冠危険因子がリスクを上昇させる
心臓病は、男性と女性で発症数や症状に差が表れる病気だといわれています。年齢によるホルモンバランスの変化、日常における生活習慣の違いなどが関係していると考えられています。 今年5月にも、米国心…
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「ジェネリック」の急拡大が思わぬ健康被害につながる危険
このところ、全国の医療機関や薬局で深刻な医薬品不足が続いています。咳止め薬、糖尿病治療薬、止血剤、抗うつ薬など、さまざまな薬が入手困難になっていて、処方を断られたという患者さんも少なくないはずです。…
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肝臓と心臓の関係…脂肪肝は心臓疾患リスクをアップさせる
近年、飲酒が関係しない脂肪肝「非アルコール性脂肪性肝疾患」(NAFLD)が問題になっています。脂肪肝というのは、肝臓の細胞の5%以上に中性脂肪がたまった病態のことで、飲酒を原因とする「アルコール性脂…
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突然死の重大なサイン…危険な「痛み」を見逃してはいけない
「心筋梗塞を発症して治療を受けてから1年後、痛みがある人は死亡リスクが上昇する」という海外の研究について、前回お話ししました。この研究の成果はともかく、そもそも「痛み」というのは心臓病、とりわけ狭心症…
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心筋梗塞の発症後に「痛み」があると死亡リスク増…海外調査を考える
心筋梗塞を発症してから1年後、胸痛を含む「痛み」がある人は死亡リスクが上昇する──。今年8月、米国心臓協会雑誌でこんな研究結果が報告されました。 スウェーデンの心疾患データベースで、2004…
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閉塞性肥大型心筋症の新薬は従来治療の問題をまとめて解決する可能性がある
前回、「閉塞性肥大型心筋症」の治療についてお話ししました。全身に血液を送り出している左心室の出口にある心室中隔の筋肉が異常に厚くなり、左心室から血液を送り出す流出路が狭くなってしまう病気です。重症化…
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「閉塞性肥大型心筋症」の手術は合併症に対する注意が欠かせない
「閉塞性肥大型心筋症」という心臓病があります。大動脈とつながり全身に血液を送り出している左心室の出口にある、右心室との隔壁になっている心室中隔の筋肉が異常なほど厚くなり、左心室から血液を送り出す流出路…
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「尿」は心臓病の診断・治療の大切なバロメーターになる
健康診断や医療機関での診察で、ほとんどの人は「尿検査」を受けた経験があるのではないでしょうか。尿検査は体への負担が少なく、いちばん手軽な検査といえるかもしれませんが、「病気を発見する入り口」としてじ…