Dr.中川 がんサバイバーの知恵
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末期がんの痛みは「放射線と薬」で解消する 4割は死亡直前まで苦悶
家族や周りにがん患者がいる人は、気づいているかもしれません。がんの痛みについてです。国立がん研究センターは、2017年にがんで亡くなった患者のうち4割が、死亡する1カ月前に痛みを感じていたとする推計…
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飲酒や喫煙に加えて注目 食道がんの予防は歯磨きとフロス
口の中の粘膜の状態で食道がんのリスクが分かる――。大阪国際がんセンターの研究グループがそんな成果を発表し、話題を呼んでいます。 グループは、食道と同じ細胞でできている口の粘膜に注目。食道がん…
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上皇后さまは問題なしも…がん患者の微熱には3つの原因が
上皇后さまに微熱が続いているほか、左手の指がこわばる症状がみられると報じられました。宮内庁病院で受けられた検査の結果、大きな問題が見つからなかったのは何よりです。 上皇后さまは昨年、乳がんの…
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4000人は早期発見できず がん検診中止した人がやるべき対策
「Go To キャンペーン」の広がりで、街の活気が少しずつ戻ってきたように思います。お酒を飲んだり、旅行したりするのが好きなので何よりですが、そんな中、気になるニュースが報じられました。 新型…
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理論上はがんの9割をカバー 「光免疫療法」の期待値と壁
がんが治る可能性が高まるかもしれません。先月25日、厚労省から製造販売承認を受けたがん治療薬「アキャルックス」のことです。薬剤の承認審査には通常、1年以上かかりますが、画期的で一定の条件などを満たす…
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93年が1なら98年は4割減 生年で変わる子宮頸がん発症リスク
生まれた年によって、がんで亡くなるリスクが変わる。そんな不公平があっていいでしょうか。皆さん、よくないと思われるはずですが、それが現実のものとなりそうなのです。海外の話ではありません。ここ日本でのこ…
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斎藤洋介は検査で 咽頭がんを歯科医に見つけてもらうコツ
突然の訃報に驚いた方もいるでしょう。今月19日に咽頭がんで亡くなった俳優・斎藤洋介さん(享年69)は、自宅で妻と夕食を取った後に体調不良を訴え、救急搬送されたといいます。搬送中に心肺停止状態になった…
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堀ちえみさんは脳ドックで転移チェック MRIなら微小病変も見つかる
がん患者の方が一番恐れるのは、転移です。がんと診断されたときよりも、強いショックを受けるといいます。なるべく早いうちにがんを見つけて治療するのは、厄介な転移を防ぐという意味が大きいのです。 …
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人気シェフは手術延期…セカンドオピニオンは放射線科医にも相談を
このコラムで取り上げた老舗洋食店「たいめいけん」の3代目・茂出木浩司さん(53)が、今月6日に都内のイベントに出演し、先月公表した早期の肺腺がんについて病状などを説明したそうです。 一報が流…
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高橋幸宏さんが脳腫瘍を摘出…良性の髄膜腫なら全摘可能
無事に手術を終えたのは何よりです。テクノグループ「YMO」の高橋幸宏さん(68)が脳腫瘍であることを伝えるニュースには、驚かされました。 先月13日に腫瘍の摘出手術を受けて成功。現在は入院し…
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堀ちえみさんが歌声披露 発声と食事は術後リハビリで守る
がんサバイバーのひとりとして、タレント・堀ちえみさん(53)の復活はうれしい限りです。昨年2月にステージ4の舌がんで舌を切除し、再建する手術を受けていますが、手術後初めて歌声を披露しました。 …
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たいめいけん三代目は9月下旬に 現役世代のがん手術日は?
これも、一病息災かもしれません。先日、お2人の方に頭痛をキッカケに早期のがんが見つかりました。 1人はお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さん(49)です。片頭痛治療の余った時間で、ほかの検…
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大腸がんは「ステージ4」でも手術できれば生きられる
タレントの轟二郎さん(享年65)の命を奪ったのは、大腸がんと報じられました。訃報が流れた6日の公式ブログには、「大腸がんを患ってから1年半ほどの闘病の末でした」と書かれていて、2月には、手の施しよう…
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感染対策も大事だが コロナ禍でも怠るな「3つの健康対策」
新型コロナウイルスの感染者数が、拡大しています。この病気が怖いのは容体が急変して、命が奪われることですから、マスクや手洗い、うがいなどを徹底することはとても大切です。 しかし、コロナ対策を徹…
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池江璃花子と山本寛斎を分けた明暗…白血病は年齢がカギ
世界的なファッションデザイナーの山本寛斎さんの命を奪ったのは、急性骨髄性白血病でした。享年76。報道によると、今年2月22日から闘病されていて、亡くなったのは今月21日。5カ月での急逝です。 …
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全摘だと生活一変 食道がんで治療後の食生活を守る選択肢
新型コロナウイルスの感染予防で在宅勤務をしている人の中には、酒量が増えた人がいるようです。お酒をよく飲む人が注意したいがんというと、肝臓がんをイメージするかもしれませんが、違います。要注意は、食道が…
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山本浩二さんは1年に4度がん手術 一がん息災が長生きの秘訣
野球やサッカーが開幕し、スポーツ界も少しずつ日常を取り戻しています。そんな中、ミスター赤ヘルこと、元広島監督の山本浩二さん(73)が1年2カ月ぶりに野球解説者として復帰。元気な姿が報じられ、話題を呼…
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胃がんは内視鏡とX線 企業と自治体の検診 使い分けのヒント
今春は、新型コロナウイルスによる自粛ムードが検診現場にも広がり、春の検診を延期した人が珍しくありません。そこに、自治体のがん検診の通知が届いたという人もいます。企業検診にがん検診のメニューも含まれる…
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日米で注目研究 「座り過ぎ」はがん死の可能性が8割増える
新型コロナウイルスは、良くも悪くも生活スタイルを一変させました。仕事との兼ね合いで大きいのが、在宅勤務の定着でしょう。大企業の間では、今後も在宅勤務を続けるケースが珍しくありません。 たとえ…
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石原慎太郎氏が告白 膵臓がん早期発見と治療選択ポイント
「肝臓癌で苦しみ抜いて死んだ弟の裕次郎を思い起こさぬわけにはいかなかった(原文ママ)」 月刊誌「文芸春秋」7月号で亡き弟に重ねて、今年1月に膵臓がんが見つかったことを告白したのは、元東京都知事…