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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

美川憲一は神田うのの遅刻を笑顔でフォロー…豪邸売却で手に入れた自由な日々

公開日: 更新日:

 先週、美川憲一(76)が東京・世田谷にある豪邸を売却していたことが明らかになり、話題となった。30年ほど前に建設された地上3階、地下1階の大きな家で、当時、各ワイドショーが次々に取材に行って大きく報道したものだ。

 この自宅は、美川が生みの母と育ての母の3人で暮らした思い出の家だ。生みの母は健康上の理由で、美川を実姉に託し、美川は中学に行くようになってからその事実を知らされたそうだ。芸能界で成功した後、2人の母に恩返しという気持ちで家を建てたことは、当時の取材でよく知られることとなった。

 その自宅取材だが、当時のワイドショーはずうずうしいもので、冷蔵庫の中からタンスの引き出しまで開けるくらいヒドいものだったが、美川は文句も言わず、笑いながら対応してくれた。いや、僕らは昔から美川に世話になりっぱなしだった。

“ご意見番”として知られるようになり、ブームになった頃は、ワイドショーで取り上げるネタが弱いと思ったら、とりあえず美川の仕事先に押しかけた。意見を語ってもらい、話題のコーナーを成立させたこともあった。そんな時すら、美川は嫌な顔をしなかった。 デビューして人気になった後、大麻で検挙されて十数年、厳しい状態が続いたが、本格復帰の際に僕らも取材に行き、もういいだろうと盛り上げた思い出がある。美川も取材が来るからと、地方の現場にヘリコプターでやってきて、ま、意味はないのだが、話題をふりまいてくれた。会えばいろいろとサービスしてくれるし、何でも受け止める度量の大きいところもある。

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