荒木貞夫陸相は海軍の国家改造派の要人たちと通じていた
![荒木貞夫陸相は「若い連中の志はわかる」と発言した(日本電報通信社撮影)](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/280/797/a0574f89d2da7d78abbb1d6ea9741aac20201102130431725_262_262.jpg)
海軍内にあって国家改造運動を進めた中心人物は藤井斉少佐(昭和7年1月の上海事変で戦死。その後、少佐に昇進)であった。藤井は理論を持ち、人望もあり、国家改造の組織として王師会を結成していた。5・15事件の海軍側軍人たちは藤井を仰いでいた。その藤井は生前、のちに決行者となる古賀清志…
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