注目の人 直撃インタビュー
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元日銀参事・岩村充氏があぶりだす「黒田バズーカ」の本質
2013年4月に始まった日銀の異次元金融緩和。丸7年、吹かし続け、27日、国債買い入れ上限撤廃というさらなる追加緩和が決まった。だが、黒田バズーカは、本当に経済成長をもたらしたのか。長期の緩和やゼロ…
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松田公太氏「外食産業は家賃支払いモラトリアム法が必須」
新型コロナウイルスで世界経済が未曽有の危機にある中、日本政府の対応は後手後手に回り、曖昧な緊急事態宣言で休業補償もしない。松田公太氏(51)は銀行員を経てコーヒーチェーン「タリーズ」を創業後、政治家…
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舛添要一氏が指摘「緊急事態宣言は“3つの不作為”のツケ」
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されてから10日。「人との接触機会8割削減」の掛け声の下、外出自粛が広がるが、東京都を中心に感染者は急増。8000人を突破し、死者も200…
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軍事アナリスト小川和久氏 普天間は政権次第で突破できる
1996年の米海兵隊普天間飛行場の返還合意からもう24年になる。辺野古沿岸部への移設が決まってはいるものの、沖縄県民の反対と訴訟合戦、軟弱地盤の発覚と建設費の膨張など、解決のめどは全く立っていない。…
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高嶋哲夫氏「首都感染」は予言の書ではなく予測できたこと
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。国民の不安を象徴するかのように、マンゾーニの「いいなづけ」やカミュの「ペスト」といった古今東西の疫病を描いた古典などが売れている。中でも注目を集めているのが…
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シューズの神様・三村仁司氏「必要なのは“厚底”ではない」
陸上の長距離界を席巻しているナイキ社製の厚底シューズ。大迫傑が自らの持つ日本新記録を更新した1日の東京マラソンでも、上位30人中28人が使用した。「履くだけで速くなる魔法の靴」――メディアはそう持ち…
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上昌広氏激白 新型コロナ対策で“人体実験”が行われている
中国・武漢市が「震源地」だった新型コロナウイルスは世界中に感染拡大し、WHO(世界保健機関)は「パンデミック」を宣言した。日本でも連日、感染者が増え、「政治決断」の名の下、安倍首相が思いつきで打ち出…
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杉江弘氏が警鐘 羽田は新ルートで世界一着陸困難な空港に
こんなに近いのか――。先月の「実機飛行確認」を見て驚いた人も多いはず。29日から運用が始まる羽田空港の新飛行ルート。五輪に向けた国際線増便を口実に、都心上空を大型旅客機が手が届きそうな低さで飛ぶよう…
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桃井貴子氏 石炭火力発電推進はもんじゅ失敗の二の舞い
3・11後の日本のエネルギー政策をどうするのか。まもなくあれから10年目というのに政府は原発頼みのうえ、停止中の原発を補う形で石炭火力発電を推進。再生可能エネルギーへの積極投資で温室効果ガス削減に突…
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角栄側近・石井一氏が語る ロッキード事件真相と政治腐敗
田中角栄元首相の側近の一人として、間近で見てきた“ロッキード事件の真相”をつづった著書「冤罪」が今年1月に文庫化。昨年末には自公連立の病理を解説した「つくられた最長政権」を上梓し、ともにベストセラー…
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堀潤氏「分断」テーマに映画 重要なのは“小さな主語”目線
与党か野党か、賛成か反対か、右か左か――。自国中心主義に傾斜するトランプ米国やEU離脱を決めた英国など、世界各国で「分断」が深刻化している。賛否が割れる原発政策や米軍基地問題を抱える日本も例外ではな…
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茂木健一郎氏 知識や洞察力のない人による教育改革は悲劇
英語民間試験や記述式問題の導入が頓挫し、大学入試改革に赤信号がともっている。安倍政権が進める教育再生の先には、どんな社会が待っているのか――。世界の教育事情を知る脳科学者の茂木健一郎氏(57)が小手…
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元顧問弁護士・山之内幸夫氏が語る山口組分裂の根源と行方
2015年8月に山口組の分裂騒動が勃発。司忍6代目組長が率いる6代目山口組と、4代目山健組の井上邦雄組長をトップとして結成された神戸山口組との対立抗争が続いていたが、昨年、6代目山口組の高山清司若頭…
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自民党稲田朋美氏 未婚ひとり親家庭の支援拡大から変化を
保守を標榜し、家庭のあり方を憲法に書き込もうとするほど「伝統的家族観」にこだわる自民党に変化の機運が生まれている。昨年末の税制改正で未婚のひとり親家庭にも税制優遇が拡大された。中心になって動いたのが…
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セコマ・丸谷社長 コンビニのビジネスモデルは終焉が近い
今や社会インフラとなったコンビニだが、大きな転機を迎えている。元日、24時間営業、食品の値引き販売の是非などをめぐり、本部と加盟店オーナーとの対立が表面化、政府も「あり方検討委員会」などを設置し、変…
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棋士・木村一基王位「中高年の星」が明かす限界突破の手筋
百折不撓――。20代がピークとされる将棋界で、昨年46歳3カ月にして初タイトル「王位」を手にした「中年の星」の座右の銘である。その言葉通り、挑戦権を獲得するだけでも至難のタイトル戦にこれまで6度挑戦…
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青学・原晋監督 日本陸上界の未来のため陸連を解体すべき
青山学院大学駅伝部は「2020年1月2、3日の箱根駅伝で優勝を逃すだろう」が定説になっている。その要因のひとつに10月14日の出雲駅伝の<5位>という成績が挙げられる。青学大は箱根駅伝を初制覇した2…
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考案者・中西進氏「令和とは自分を律して生きていくこと」
今年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれた。新元号「令和」はまもなく元年が終わろうとしているが、国をリードするべき政権への不信感は募り、国民生活も青息吐息で先行きは不透明だ。これから私たちは、…
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大内裕和氏 民間背後の教育改革は格差拡大の失敗繰り返す
30年続いた「センター試験」に終止符を打ち、来年度から実施される大学入学共通テスト。「英語民間試験」は延期され、採点業務を民間に委ねた「国語・数学の記述式」も実施見送りの公算が高まっている。入試改革…
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神戸大大学院教授木村幹氏 日韓関係はICJ提訴で諮ればいい
戦後最悪の日韓関係は改善に向かうのか、さらに泥沼化するのか。安倍政権が発動した対韓輸出規制に反発した文在寅政権は報復措置としてGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を通告したものの、土壇場で条件…