新書あらかると
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「『時間の使い方』を科学する」一川誠著
基礎心理学的研究の知見をもとに、人間の心の時間的特性を利用した時間管理の方法を解説したテキスト。 多くの生物が地球の自転に合わせ、体に周期性を取り込んで適応している。その24時間周期の身体変…
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「レジリエンス入門」内田和俊著
思春期の若者向けに書かれた生き方応援書。「レジリエンス」とは、「目の前の逆境やトラブルを乗り越えたり、強いストレスに対処することができる精神力」の意の心理学用語で、いわば「心の自然治癒力」のこと。こ…
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「新富裕層の研究」加谷珪一著
近年、続々と誕生する新しいタイプの新富裕層を通して、社会の変化を解説した経済テキスト。 新富裕層は、アイデアひとつで立ち上げた新しいビジネスを短期間で売却して大きな富を得ている。こうした新富…
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「ベビー社員――職場をイライラさせる幼稚な人の深層心理」田北百樹子著
「感情を抑えられず、いつも不満や怒りを周囲に当たり散らしているおじさん」や、「自分にスポットライトが当たらない仕事だと、すねて不機嫌になる女子社員」など、いい年をして行動や思考が幼稚な人々。近年、職場…
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「70歳!人と社会の老いの作法」五木寛之+釈徹宗著
「低成長・高成熟」の時代を生きる現代人の進むべき道を示す対談集。 超高齢化が加速度的に進み、「長生きはいいことだ」と無邪気に信じられていた時代は去り、「不安と不信の中で、どのようにすれば人生を…
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「ライオンはとてつもなく不味い」山形豪著
アフリカに暮らす野生動物や自然、人々をカメラに収める写真家によるフォトエッセー。 日本の80倍という広大なアフリカの南端部、南アフリカ、ナミビア、ボツワナが著者の主な活動の場。レンタカーにす…
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「雨の狩人」大沢在昌著
新宿の雑居ビルで不動産会社社長の高部が射殺された。新宿署の暴力団担当の刑事・佐江は、本庁捜査一課の谷神と組んで捜査に加わる。2人は、使われた凶器から、3年前に起きた高利貸の片瀬が殺された事件との関係…
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「歌舞伎一年生」中川右介著
前知識がなくても「まずは見てみよう」と、チケットの買い方から手ほどきする歌舞伎入門書。 世間一般でいう歌舞伎とは、「日本俳優協会」に所属する役者が出演し、株式会社松竹が興行しているもの。そん…
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「ヤクザになる理由」廣末登著
人はなぜグレるのか。更生して立派な社会人になる人もいる一方で、グレ続けてヤクザになる人もいる。その違いは何か。犯罪社会学者が、元暴力団組員から話を聞き、犯罪や非行に関わる人間には、どのような社会的な…
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「武器としての人口減社会」村上由美子著
35カ国の先進諸国が加盟するOECD(経済協力開発機構)の東京センター所長による政策提言書。 OECD統計を分析してみると、労働生産性や女性活躍推進、起業家精神など、各分野において日本は最低…
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デジタル食品の恐怖 高橋五郎著
食べ物の多くが、成分的・用途別に規格化され、知らず知らずのうちに「部品化」されている現代。無数の「部品」を組み合わせて作る加工食品は事実上、スマホと同じ「デジタル製品」だと著者は指摘する。そんな現代…
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「東京オリンピック『問題』の核心は何か」小川勝著
リオデジャネイロ・オリンピックが終わり、いよいよ次は東京だ。だが、新国立競技場や公式エンブレム問題が相次ぎ、大会の準備はスタートから迷走している。本書は、オリンピックを東京で開催する意義を改めて考察…
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「脳はあきらめない!」瀧靖之著
日本は世界一の長寿国といわれるが、自立した生活を送れる「健康寿命」は平均寿命よりも実は10年も短い。その最大の要因は認知症だ。自立した生活に欠かせない「生涯健康脳」を維持するためのポイントを解説した…
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「永六輔の伝言」矢崎泰久著
亡くなった永六輔氏が、戦後の放送文化を共につくりあげてきた盟友たちとの交流をつづった人名録。 国民的映画スター、渥美清との出会いは、2人がまだ芸能界に足を踏み入れる前の少年時代だった。戦後、…
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「芸人最強社会ニッポン」太田省一著
芸人はいまや、お笑いを飛び出し、ありとあらゆる分野に進出。そんな日本の社会を「芸人万能社会」と名付け、その実態を読み解く社会論。 芥川賞を受賞したピースの又吉直樹ら、各分野に進出した芸人たち…
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「巨人軍『闇』の深層」西﨑伸彦著
不祥事が相次ぐ読売巨人軍の闇に迫るスポーツノンフィクション。 不祥事の連鎖を招いている根源は何か。著者は、1978年の江川事件にあると指摘する。この事件以来、巨人軍は選手や監督の不祥事に直面…
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「遺品は語る」赤澤健一著
取扱件数業界トップの遺品整理会社を営む著者が、「人生の後始末」の際に「必ずすべきこと」を教示するテキスト。 1980年に90万人以下だった高齢者の一人暮らしは、約600万人に急増。呼応するよ…
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「SNS時代の写真ルールとマナー」日本写真家協会
スマホの登場により、撮影した写真がすぐにブログやSNSで公開される時代だが、自分で撮った写真だからといって、自由に公開できるわけではない。本書は、SNSにアップする際のポイントをQ&A形式で解説した…
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「イチロー流準備の極意」児玉光雄著
大記録達成後も、変わらず記録を更新し続けるイチローの言葉をひもときながら、その成功習慣に学ぶ生き方ヒント集。 「自分にとっていちばん大切なことは、試合前に完璧な準備をすること」というイチローの…
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「フランス文学は役に立つ!」鹿島茂著
今ではすっかり顧みられなくなってしまったフランス文学だが、そこで描かれるテーマの多くは、個(自我)と家族、個(自我)と社会という現代日本が直面する問題だと著者はいう。日本の現状を理解するのに役立つお…