新書あらかると
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「闇ウェブ」セキュリティ集団スプラウト著
サイバー犯罪の温床となっている「ダークウェブ」の実態を解説した時事テキスト。 インターネットの空間の奥底には、一般的な検索エンジンで見つけられず、専用のソフトウエアによる通信方法でしかアクセ…
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「ルポ ニッポン絶望工場」出井康博著
24時間営業のコンビニ、指定された時間に届く宅配便など、私たちの便利な生活は、見えないところで低賃金・重労働に耐えて働く外国人労働者によって支えられている。単純労働を目的とした入国は法律で禁じられて…
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「早慶MARCH」小林哲夫著
早慶MARCH=早稲田、慶応義塾、明治、青山学院、立教、中央、法政の7大学のこと。歴史と伝統を誇り、大学全入時代にあっても志願者が増加しているという7大学を解説した大学案内。 まずは一般入試…
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「やってはいけない!職場の作法」高城幸司著
社員同士が役職で呼び合うことを禁止するなど、職場には暗黙の作法がある。また、「無理をしなくていい」という上司の言葉に正反対の意味が隠れているなど、会社ごとに翻訳が必要な言葉もある。本書は、転職や企業…
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「都会の里海 東京湾」木村尚著
長年、東京湾の再生に尽力してきた著者が、その魅力を伝えるエッセー。 東京湾は、神奈川県観音崎と千葉県富津岬を結んだ線の北側が内湾、それより南側から神奈川県剱崎と千葉県洲崎を結んだ線までを外湾…
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「安芸広島 水の都の殺人」梓林太郎著
広島から上京した若い女性が旅行作家の茶屋の事務所を訪ねてきた。水砂と名乗る女は、身に覚えのない母親殺しの罪で7年服役して3カ月前に出所したばかりだという。事件に興味を抱いた茶屋は、次の取材先を広島に…
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「母の恋文」下重暁子著
ベストセラー「家族という病」で、母親の自分に対する執着や父親との確執を明かし、家族との関係を見つめ直した著者。その後、母が結婚前に陸軍の武官として中国に赴任中の父と交わした手紙が見つかったという。そ…
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「大人の極意」村松友視著
高齢化社会といわれるが、かつて存在した大人の醍醐味が消えつつあると嘆く作家が、年齢を重ねることのステキさや格好よさを説いたエッセー。 挨拶の際に求められる握手になじめないという著者。文芸誌の…
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「天文学者たちの江戸時代」嘉数次人著
日本の天文学の大転換点となった江戸時代の天文学者たちの業績やその人生を紹介する江戸科学エッセー。 中国の暦を輸入して使っていた日本は、862年に宣明暦を輸入、施行して以来、それまで行ってい…
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「神の時空-五色不動の猛火-」高田崇史著
辻曲家の次女・摩季が死んで6日。兄の了は、死者を蘇らせる秘術の準備を進めるが、必要な「十種の神宝」はまだ半分しか揃わない。そんな中、世田谷区三軒茶屋、豊島区駒込、江戸川区平井の3カ所で相次いで放火殺…
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「アメリカの大問題」髙岡望著
主要先進国中、最も景気が順調で、国際社会での影響力も依然として強大なアメリカ。しかし、テキサス州ヒューストン元総領事の著者は、同国は今、3つの大きな問題に直面し、100年に1度の大転換点に立っている…
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「奇妙な菌類」白水貴著
動植物の陰に隠れ、忘れられがちな菌類の魅力を伝えるサイエンスエッセー。 菌類は、キノコやカビ、酵母などの真菌と、細菌、ウイルスの3つに分類できるが、本書では真菌を主に紹介。大きさが異なるキノ…
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「決断の作法」桜井章一著
20年間無敗で「雀鬼」と呼ばれた勝負師が、人生のあらゆる場面で遭遇する「決断」について語った生き方指南書。 物事を「決め」、それを「実行する」ということは、リスクや危険が伴うもの。逆に困難や…
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「憲法と政治」青井未帆著
2014年7月1日の集団的自衛権行使を容認する閣議決定、さらに翌年9月の安保関連法成立。違憲と指摘、批判されるこの安保外交政策の転換によって、「日本の立憲主義は大きく傷つき、憲法の『規範としての力』…
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「幸せを拒む病」笠原敏雄著
「締め切り間近にならないと課題に手がつけられない」や「片づけられない症候群」などの身近なケースから、マリッジブルーやマタニティーブルー、子どもの虐待など、本来は幸せなはずの状態で起きてしまう心の病まで…
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「日本刀の科学」臺丸谷政志著
独自の形態と機能美を備えたわが国特有の武器である日本刀。伝統技術に基づくその作刀工程から武器としての機能まで、科学的観点から解説した入門書。 平安中期に出現したといわれる日本刀は、日宋貿易の…
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「熱狂する『神の国』アメリカ」松本佐保著
アメリカ人はヨーロッパ人よりも格段に信仰心が篤く、建国以来、キリスト教が政治の場で大きな役割を果たし、宗教ロビーや宗教票は大統領選挙にも影響を及ぼしてきた。本書は、歴代大統領とキリスト教票との関係を…
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「身近にある毒植物たち」森昭彦著
毒草など、私たちの周囲に何げなく存在する危険な植物を、実際の症例とともに解説するビジュアルテキスト。 日本で最も危険な植物は意外にも野菜だという。その最たるものがソラニンというステロイド系ア…
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「地形で解ける!東京の街の秘密50」内田宗治著
地形を3D化した凸凹地図を眺めながら東京を読み解く地理エッセー。 秀吉から関東八州を与えられた家康は、なぜ飲み水にも困る江戸を根拠地に選び、荒廃した江戸城に入ったのか。実は大阪城の地図を時計…
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「戦後政治を終わらせる永続敗戦の、その先へ」白井聡著
安倍首相の政策理念である「戦後レジームからの脱却」。確かに戦後レジームはズタボロであり、スローガンとしては正しい。しかし、首相とその一派は結局のところ戦後レジームとは何であるのかという、その本質を理…