新書あらかると
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「家族という病2」下重暁子著
あるべき家族像にとらわれ過ぎて、幸せを見失った日本人の姿を描き出したベストセラーの続編。 女優の「子供を産まない人生を選んだ」という発言が話題になったが、自身も子供を作らなかった。それは、母…
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「テツに学ぶ楽しい鉄道旅入門」野田隆著
こだわりぶりで他の趣味を圧倒する鉄道ファン=テツの思考法や、行動様式に人生と旅の楽しみ方を学ぶ鉄道エッセー。 ひと口にテツといっても、その興味の対象は千差万別。乗ることに生きがいを感じ全国の…
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「健康長寿のための医学」井村裕夫著
天井知らずの介護費や医療費を削減するためには、「健康寿命」をどこまで延ばせるかがカギとなってくる。本書は、加齢とともに起こる多くの病気に、どのように対策を立てるかを解説したメディカルテキスト。 …
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「30代からの仕事に使える『お金』の考え方」児玉尚彦、上野一也著
ビジネスは「商品の流れ」と「お金の流れ(キャッシュフロー)」の2つの流れによって構成されている。本書は、ビジネスを組み立てるのに不可欠な、全体をお金の流れで把握する能力=「お金で考えるスキル」を教え…
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「エロティック日本史」下川耿史著
時代を象徴する性のエピソードから、日本人の本質に迫る面白歴史読み物。 日本で初めてセックスをしたイザナギとイザナミは、「国生み」の際にどのような体位で関係したのか。日本書紀にやり方が分からず…
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「睡眠薬中毒」内海聡著
氾濫する睡眠薬の危険性を告発するメディカルリポート。 日本では成人の3割が不眠症状に悩んでいるといわれ、国民の5%が睡眠薬か代わりの抗不安薬を常用している。しかし、睡眠薬に不眠を治す力はなく…
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「紅茶の手帖」磯淵猛著
「キリン 午後の紅茶」や「モスバーガー」のアドバイザーを務める著者が、紅茶の知られざる魅力を紹介してくれるガイドブック。 ここ数年、紅茶が見直され、あのスターバックスも全米でお茶の専門店を展開…
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「田中角栄 相手の心をつかむ『人たらし』金銭哲学」向谷匡史著
元宰相・田中角栄は、カネを「生き金」に変えて人の心をつかみ取る達人だった。その金銭哲学に学ぶ生き方テキスト。 誰に、どういうときに、いくら渡すか。カネの値打ちはこの3つで決まる。角栄は、入院…
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「隠れ貧困」荻原博子著
「隠れ貧困」とは、一見すると普通の生活ができているのだが、このままだと将来貧困に陥る可能性がある「貧困予備軍」のこと。放置していると下流老人に転落しかねない危険なお金の生活習慣病だという。 日…
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「ジャズとエロス」牧山純子著
クラシックからジャズに転向したバイオリニストが、ジャズの魅力を語る音楽エッセー。 4歳でバイオリンを始めた著者は、クラシック以外は音楽ではないという環境で育ち、先生が選択した曲を、指示通りに…
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「サラリーマン居酒屋放浪記」藤枝暁生著
酒場というのは、ただ単に酒を飲む場所ではなく、自分の過去を振り返ったり、他の客との交流を楽しむところだという。 たとえば「千住の永見」(北千住)は、店内にメニューの短冊が咲き乱れ、注文に迷う…
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「『教育(超)格差大国』アメリカ」津山恵子著
アメリカでは、プレスクール(2~5歳児、保育園・幼稚園)に通ったか通わなかったかで、すでに大きな差が生まれる。進学に必要な複雑な入試プロセスの面倒をみてくれるからだ。しかし、名門プレスクールになると…
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「『憲法改正』の真実」樋口陽一、小林節著
安保法制の違憲立法によって、日本は異常な法秩序に突入したと危惧する憲法学者による対談集。 戦後70年、「立憲・民主・平和」の3つの価値を同時に追求してきた日本人を支えてきたのが日本国憲法だが…
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「怖いクラシック」中川右介著
クラシック音楽の王道は「怖い音楽」だと説く著者による音楽エッセー。 1787年、プラハで作曲者モーツァルト自身の指揮でオペラ「ドン・ジョバンニ」が初演された。観客は、不気味な和音が響き渡る序…
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「アメリカを歌で知る」ウェルズ恵子著
アメリカ人が折々に口ずさんできたフォークソングの歌詞の意味を読み解きながら、その歌が誕生した社会的背景に迫る異色アメリカ史。 19世紀後半から20世紀初頭、アメリカでは天災が相次いだ。職を求…
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「PTA、やらなきゃダメですか?」山本浩資著
公立小学校のPTA会長を3年間務めた新聞記者による実践的PTA改革のススメ。 学校行事にすら参加していなかった著者にPTA会長就任の打診が舞い込むが、そもそもPTAとは何かさえよく分からない…
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「鳥ってすごい!」樋口広芳著
鳥類学の第一人者が知られざる鳥の世界を案内してくれるサイエンス本。 鳥のすごさは、何といってもその飛行術にある。多くの鳥は時速20~30キロほどで飛ぶが、北海道のハリオアマツバメは最大130…
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「世界最強の女帝メルケルの謎」佐藤伸行著
「欧州の女帝」と称されるドイツ首相アンゲラ・メルケル。旧東ドイツで育ち、物理学者として研究機関で働いていた彼女は、ベルリンの壁消滅直後に政治家に転身。当時の首相のコールの目に留まり、瞬く間に最高権力者…
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「古代倭王の正体」小林惠子著
記紀(古事記・日本書紀)と、中国や半島の史書を照らし合わせながら、邪馬台国、そして倭国の実像と興亡を明らかにしていく古代史概説書。 中国の古い史料によると、紀元前11世紀には倭人といわれる民…
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「十津川警部 北陸新幹線『かがやき』の客たち」西村京太郎著
会社員の細野は、金沢に住む遠距離恋愛中の女子大生・綾と開業当日に北陸新幹線に乗車する計画を立てる。しかし、当日、金沢から上京するはずの綾が現れず、電話もつながらない。細野は予定通り北陸新幹線「かがや…