新書あらかると
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「すぐにわかる戦争法=安保法制ってなに?」戦争をさせない1000人委員会編
参議院でも可決してしまった「安保法制」を分析・批判し、廃案に追い込むために編まれたテキスト。 そもそも政権は、自衛隊の海外での武力行使を可能にする法案に「国際平和支援法案」「平和安全法制整備…
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「2020年マンション大崩壊」牧野知弘著
団塊世代が後期高齢者の年齢に到達する2024年以降、彼らが所有する家が空き家となり社会問題化すると著者は予測する。中でも深刻なのは、マンションの空き住戸だという。東京の空き家約82万戸(2013年調…
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「チェ・ゲバラ」伊高浩昭著
1959年のキューバ革命政権樹立に貢献した伝説の革命家の実像に迫る評伝。 チェ・ゲバラこと、エルネスト・ゲバラ=デラセルナは、1928年、アルゼンチンの中流家庭に誕生。幼いときから持病の喘息…
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「無学問のすすめ」伊東祐吏著
「学問をすると、バカになる」と断言する著者が、知識人らの言うことを鵜呑みにせず、学問にとらわれない知性のあり方=頭の使い方を説いたテキスト。 例えば、医者が医療費や病院運営のために患者をやたら…
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「住んでいるのに全然知らない!?『住まい』の秘密〈一戸建て編〉」 加藤純著
「壁の中や床の下はどうなっているのか」など、知っているようで知らないことばかりの「家」の基礎知識が学べる教科書。 ハウスメーカーは、家族が快適に暮らす延べ床面積を1人当たり8坪で計算するそうだ…
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「日本とドイツ ふたつの『戦後』」熊谷徹著
かつて同盟国として第2次世界大戦を経験し敗戦国となった日本とドイツは、戦後、ともに物づくり大国・貿易立国として蘇った。しかし、戦後70年を迎えた今、かたやEUのリーダーとして存在感を増すドイツと、競…
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「軍艦島」黒沢永紀著
「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産への登録が決まった軍艦島の魅力を紹介するガイドブック。 長崎県の沖合に浮かぶ端島、通称「軍艦島」は、1974年に閉山するまで約100年にわたって稼働…
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「たたかう植物」稲垣栄洋著
「弱肉強食」「適者生存」の自然界にあって、例外に見える植物たちも、実は激しい戦いを繰り広げているという。植物のそんな生き残り戦略に迫る面白テキスト。 まずは植物同士のバトルを観戦。戦いの中でも…
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「パンデミック症候群」勝田吉彰著
海を越えてやってくる感染症をはじめ、旅行や駐在先で注意が必要な現地の感染症など、海外の病気の基本知識と対処法を伝授するハンドブック。 例えば西アフリカで1万人以上の犠牲者が出たあのエボラ出血…
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「大林宣彦の体験的仕事論」大林宣彦語り、中川右介構成
77歳の今も第一線で活躍する映画監督に学ぶ実践的ビジネス指南書。 映画会社に入社しなければ映画監督になれなかった時代。氏は、誰もまだやっていないものを撮ろうと8ミリカメラで映画を製作。それが…
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「潜水艦の戦う技術」山内敏秀著
近年、中国海軍への脅威から、アジア各国で潜水艦部隊の創設や近代化、補強の動きが活発に行われている。なぜ、潜水艦が選ばれるのか。潜水艦は出現以来、多くの場合、「隠密性」を武器にたった1隻で戦艦や空母な…
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「『お迎え』されて人は逝く」奥野滋子著
死が近づくと、あの世から「お迎え」がきて連れて行ってくれる――緩和ケア医として2500人を看取ってきた著者は、死にゆく人の前に目に見えない人物やペット、神仏が現れて交流する、これまで言い伝えと思われ…
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「イタリア『色悪党』列伝」ファブリツィオ・グラッセッリ著
イタリア史を彩る「凄くて、悪くて、モテまくった」男たちの人生を、彼らの身近にいた人物からの視点でドラマチックに描く歴史読み物。 紀元前57年、ローマ暦697年の2月、ローマ軍の兵士アメリウス…
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「ザ・プラットフォームIT企業はなぜ世界を変えるのか?」尾原和啓著
さまざまなIT企業が展開するプラットホームを紹介しながら、その原理と可能性を説いたITビジネステキスト。 時代によって意味が変化してきたプラットホームを、本書では「個人や企業などのプレーヤー…
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「金沢 男川女川殺人事件」梓林太郎著
旅行作家の茶屋は、顔なじみのホステス・夏見から相談を持ち掛けられる。一緒に暮らす作家の有森が2カ月前から行方不明だというのだ。3年前、24歳だった夏見は、72歳の作家・有森と客として知り合った。末期…
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「ルポにっぽんのごみ」杉本裕明著
身近な「ごみ=廃棄物」の行方を追ったルポルタージュ。 日本で発生するごみは、家庭と事業系ごみを合わせ4487万トン。その4分の3が焼却施設で燃やされるが、東京23区の焼却灰は東京湾で埋め立て…
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「〈自分らしさ〉って何だろう? 自分と向き合う心理学」榎本博明著
「自分らしさとは何か」という誰もが悩む問いに、心理学的知見を交えながらヒントを示す若者向けテキスト。 思春期、心の発達とともに、「自分の納得いくように生きたい。でもそれがどんな生き方なのか分か…
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「好運の条件 生き抜くヒント!」五木寛之著
週刊誌の人気連載を編んだ生き方エッセー。 ある天才は人生で成功するために大事なのは「99%の努力と、1%の好運」と答えたというが、五木氏は「努力ということが苦手な人間である」と告白。少年時代…
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「天空の城を行く」小和田泰経著
雲海に浮かぶ幻想的な風景から近年、兵庫県の竹田城が人気を博しているが、「天空の城」はまだまだ日本にたくさんあるそうだ。本書は、日本各地の平山城・山城から厳選した「天空の城」を案内するガイドブック。 …
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「京都の定番」柏井壽著
京都を代表する景色のひとつに東寺(教王護国寺)の五重塔があるが、東寺とは平安京の正門ともいえる「羅城門」に対しての呼称で、往時には「西寺」もあった。西寺廃寺の原因となった東寺の空海との雨乞い対決など…