「令和30年」のニッポン
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治療薬が保険適用に「がん死」令和ではどこまでが減るか
37万3334人――。2017年に「がん」で亡くなった人の数(人口動態統計)だ。全死因中のトップで、男女別では男性22万398人、女性15万2936人。男性の方が1.5倍多い。 部位別では、…
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地方経済も活性化 一極集中の東京「日本離脱」のシナリオ
平成は、バブル崩壊以降に失われた30年となったが、東京は発展を続けてきた。平成に完成した超高層ビルは100棟近くに上るという。この間に人口も200万人近く増えている。 それではこれからの30…
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令和で平均寿命は何歳に? 平成では男女とも約5歳延びた
昨年のデータによると、日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳で、過去最高を更新した。平成の30年間で男女とも、約5歳ほど延びた計算だ。 「大きな理由として考えられるのは医療体制の…
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進むiPS細胞研究 脳の一部再生は5年で実用化と医師が展望
京大の山中伸弥教授がiPS細胞の研究でノーベル賞を受賞したのは、2012年。それから7年が過ぎ、再生医療がじわりと進んでいる。医師で作家の米山公啓氏が言う。 「iPS細胞の臨床応用は、網膜の再…
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藤井聡太七段が続くか 羽生善治が成し遂げたタイトル独占
30年あまりの「平成」の時代の将棋界は、羽生善治という天才棋士を中心に回ってきた。 通算獲得タイトルは99期を数え、昨年には「永世七冠」の偉業を達成したことで国民栄誉賞を受賞している。「令和…
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本業に固執は危険…令和に生き残る企業は“断捨離”がカギ
平成が始まった頃、日本の大手企業は、株式時価総額の世界ランキングで上位に名を連ねていた。だが、トップ30に入っていた日本興業銀行や三菱銀行などの都市銀行はすべて名前が変わり、東芝は事実上解体され、日…
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AI翻訳機普及でも…英語は“会話力重視”でますます重要に
ファミリーマートとパナソニックは先月、共同で次世代型店舗の実験営業を公開した。自動翻訳機も導入し、外国人が相手でも入店から決済までスムーズにできるという。 明石家さんまのテレビCMで注目され…
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主人公は観客 映画「トータル・リコール」の世界が現実に
現在、映画館は全国に3561館。うちシネコンが3150館を占める。30年後、この映画館はどうなっているのか? スマホ動画配信「ビデオマーケット」の高橋利樹社長の見解はこうだ。 「5G…
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進化続けるスマホ 注目は“メガネ型”と“クリアファイル型”
2019年半ばに中国のファーウェイが「HUAWEI Mate X(メイトテン)」の発売を予定している。次世代通信システム「5G」に対応した折り畳めるスマートフォンだ。 ITジャーナリストの井…
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丸山晴美さんが解説 AIにお任せ“ロボ投資”のメリットとは
「新しい財テクのスタイルとして人気を集めているのがロボ投資です。金融アルゴリズムを利用したシステムを活用したアプリで売買するやり方になります」 こう言うのは、FPで消費生活アドバイザーの丸山晴…
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宇宙は“総資産2600億円”ZOZO前澤社長じゃなくても行ける?
超大型ロケットに乗って月旅行に行く――。 昨年9月に発表された、「ZOZO」の前澤友作社長の月旅行の話には、日本人のだれもが度肝を抜かれたに違いない。 それは、超大型ロケット「Sta…
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それは進化なのか…AIとVRでオナニーは“疑似セックス”へ
ピチャピチャとした咀嚼音を聞いたり、スーッとページをめくる音を拾ったり。そんな音とともに動画をボーッと眺めていると、リラックスするらしい。英語で「ASMR」といわれる“脳がとろける動画”だ。 …
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あの老舗が閉店…永田町“料亭政治”の末路は「お茶と菓子」
今年3月末に赤坂の老舗料亭「金龍」が閉店した。1928(昭和3)年のオープンで、YKKの3人(山崎拓元副総裁、小泉純一郎元首相、加藤紘一元幹事長)が会合を重ねたことでも知られる料亭政治の舞台。最盛期…
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原発より低コスト「宇宙太陽光発電」の気になるお値段
喉元過ぎれば……の例え通り、原発が次々に再稼働しているが、「宇宙太陽光発電」(SSPS=スペース・ソーラーパワー・システム)が実用化されれば無用の長物となるだろう。 SSPSとは、宇宙に巨大…