オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ
オリオールズ・菅野智之(35)が日本時間16日、本拠地メリーランド州ボルティモアでのツインズ戦に先発。6回3分の1を2本塁打含む6安打4失点で3敗目を喫した。
菅野は三回に2者連続弾を許すなど、渡米後ワーストの4失点を喫したが、最多の103球を投じた。
オ軍投手陣は15日現在、ア・リーグワーストのチーム防御率5.37、同ワースト2位の総失点226、同最多の被本塁打63と崩壊状態。菅野がエース級の働きで孤軍奮闘しているものの、投打の歯車がかみ合わないこともあり、首位ヤンキースと9ゲーム差のア・リーグ東地区最下位と低迷。勝率は.366で中地区最下位ホワイトソックスの勝率(.326)を下回るのは時間の問題とみられている。
まだ序盤とはいえ、地区優勝、ポストシーズン進出はもはや絶望的だけに、地元紙などを中心に菅野のトレード話が連日のように報じられているのだ。
菅野のオ軍との契約は1年総額約19億5000万円。ただでさえ商売しやすいうえ、オ軍のマーク・エリアスGMはシーズン途中に積極的にトレードを行うことで知られる。救援陣が手薄だった2023年には、当時渡米1年目ながらリリーフで結果を残していたアスレチックス・藤浪を獲得するなど、ブルペンを整備して9年ぶりの地区優勝につなげた。