初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

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 今の環境がベストかもしれない。

 今場所いまだ負けなしの伯桜鵬(21)が16日の6日目、宇良と対戦した。

 相撲技術だけなら角界随一とも言われる伯桜鵬に対し、宇良も「業師」の名をほしいままにしている技巧派。低い姿勢での攻防を制し、最後は伯桜鵬が土俵際で弓なりにのけぞる宇良を寄り切り、初日からの連勝を「6」に伸ばした。無敗は大関大の里と伯桜鵬のみだ。

 宮城野部屋に入門する前から「天才相撲少年」と呼ばれ、幕下付出15枚目でデビューした2023年1月場所から所要3場所で新入幕。初めての幕内の土俵となった7月場所も11勝4敗の好成績を残した。

 しかし、7月場所直後に古傷の左肩の関節亜脱臼が判明し、2場所連続休場。幕下にまで転落した。

「今年1月場所で返り入幕を果たした伯桜鵬はとにかく相撲をよく知っているが、パワー不足が顕著で、賢い相撲は取れても強い相撲は取れないタイプ。そんな伯桜鵬にとって、昨年の宮城野部屋の閉鎖は大きなプラスになったはずです」(角界OB)

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