主人公は観客 映画「トータル・リコール」の世界が現実に

公開日: 更新日:

 現在、映画館は全国に3561館。うちシネコンが3150館を占める。30年後、この映画館はどうなっているのか? 

 スマホ動画配信「ビデオマーケット」の高橋利樹社長の見解はこうだ。

「5G(第5世代移動通信システム)の通信速度は現行4Gの100倍とされ、ホログラムの立体映像が可能とされます。映画『トータル・リコール』のような火星旅行を仮想体験したりする技術はまだ先かと思いますが、その前にVR(バーチャルリアリティー)ゴーグルをかけて映画を見るスタイルが定着していくでしょう」

 三百六十度に視界が広がるVR。それをつけて映画「ジュラシック・パーク」を見れば、首を曲げると、そこに恐竜が潜んでいる。

 記憶を移植することで虚構と現実がゴチャ混ぜになる映画「トータル・リコール」は1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開。2012年にはコリン・ファレル主演でリメーク版も製作された。

 お金で記憶が買える「リコール社」はまだできていないが、映画の中で描かれていた「自動運転」「生体認証」の技術はすでに誕生している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」