神楽坂淳の新「異説まちまち」
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ブランド志向と産地偽装は江戸時代からあった
最近ふるさと納税の返礼品が産地偽装ということでモメているらしい。 それ以外にも、米だ、肉だと産地偽装はなくならない。理由は簡単だ。産地によって値段が違うからだ。ブランド米と普通の米では2割か…
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江戸時代に移動制限は当たり前…でも経済の知恵があった
新型コロナウイルスのせいで繁華街もすっかり閑古鳥が鳴いている気がする。揚げ句には都市閉鎖だの移動自粛だのと不自由なことこのうえない。 ところで移動制限だが、江戸時代には当たり前であった。大き…
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江戸コレラもスペイン風邪も…人口の3%が死んで終わった
世の中、コロナ一色という感じで、どこで感染した、何人死んだと毎日報道されている。 いまは衛生管理もしっかりしているし、医療も進歩しているから死者の数は少ない。 では、江戸時代には疫病…
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江戸時代は非正規雇用でも食えた 現代とは何が違ったのか
コロナ騒動で仕事に行けなくなった人に対しての補償がどうなるのか、まったくわからない。政府は子ども世帯にばかり言及して、非正規雇用やフリーランスに対してケアする気があるのか怪しいものである。 …
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江戸時代の風俗摘発は持ちつ持たれつだった
世の中は、コロナのせいでいろいろとギスギスしている。あそこに行くな、ここは駄目だとうるさいことこのうえない。 警官の方々もさまざまな形で動員されてお疲れさまである。オリンピックもどうなるのか…
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「見せブラ」「見せパン」は江戸時代にもあった
最近、ツイッターやインスタグラムなどに自分の下着姿を投稿する女性がかなりの数いる。派手な下着を見せたいという欲求の女性が多いようだ。 きれいな自分を見せたいという欲求はどんな女性にもあって、…
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日本人の昼食軽めは江戸文化がルーツ もともとは朝夕の2食
きょうの昼めしは何にしようと考えたとき、「昼だから軽くすまそう」と思う人が多いだろう。若い人は、ファストフードですませることも多いと思う。 ところで、このファストフードというのはマクドナルド…
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上流階級の女性が溺れた江戸時代の不倫は処罰の対象だった
最近、芸能人の不倫スキャンダルが世の中を騒がしている。それなりの社会的制裁を受け、大変なようだ。ただ、人間が生きている限り、不倫のタネはつきない。 江戸時代にももちろん不倫はあった。バレると…
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江戸時代の「旅」事情 添乗員がつき土産の宅配便もあった
最近は新型コロナウイルスのせいで旅行業界もすっかり冷え込んでいる。 江戸時代においては旅行はなかなかに盛んで、湯治や伊勢参りなどで、かなりの人数が旅に出ている。 昔は車もないから、荷…
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味噌で煮込んで…江戸時代は日本人もコウモリを食べていた
新型肺炎で世界中が騒がしくなっている。感染源はコウモリともネズミともいわれているようだ。 ところで江戸時代の庶民は肉を食べていたのだろうか。これが案外、多様に食べているのだ。江戸の人間は肉を…
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江戸時代にキャバクラの原型 水茶屋は“お持ち帰り”の可能
若くて可愛い女の子のお酌で酒を飲むのはなんとも楽しいものだが、座っているだけでお金がかかるのが難点だ。 しかし、江戸時代にはもう、キャバクラの原型である「水茶屋」ができていた。 江戸…
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「江戸時代にソープランドがあった」本当なのか?
週末になると、スーパー銭湯でゆったりとくつろいでいる人も多いだろう。サウナもあり、マッサージもあり、垢(あか)すりもある。仕事の疲労を抜くのにはなかなかいいものだ。 江戸時代にも、塩を敷き詰…
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江戸時代から変わっていない寿司のネタと値段
最近、巷は回転寿司であふれている。少し前は外食産業のトップだった。 寿司というのは新しい形が登場すると必ず外食産業のトップに上り詰める。回転寿司の前に「持ち帰り寿司」が出現したときもトップに…
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江戸時代に店が広告費を払う“グルメ”ガイドが存在していた
昨今、グルメガイドや旅行ガイドがひしめいている。記事を参考にしている人も多いだろう。 江戸時代においてもガイドブックは重要なアイテムであった。 文政7(1824)年に発行された「江戸…
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江戸時代の庶民も精力のつく食べ物に知恵を絞った
江戸時代、およね饅頭というものがあった。 およねという娘の「あそこ」をイメージしたといわれる饅頭で、「中はほっこりあたたかで」という口上とともに、饅頭の中に指を入れて宣伝したという。 …
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江戸時代から人気 尼や巫女のコスプレ風俗はすでにあった
江戸、というと随分遠い時代のような気もするが、人の性癖というものはそう簡単に変わりはしないようだ。 江戸時代、比丘尼宿というものが繁盛した。 比丘尼とは尼のことである。尼の格好をした…