Dr.中川のみんなで越えるがんの壁
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20万人が働き盛りでがんを発症 子供への告知はどうする
がんは、細胞の老化という一面があります。そこに晩婚化が重なり、子育て世代のがん患者が増加。新規発症者のうち毎年20万人は働き盛りで、18歳未満の子供を持つ人は6万人近い。そこで、問題が生じます。子供…
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渡瀬恒彦さんのケース<下> 余命は短めに告知されることも
「当初よりステージ4、余命1年の告知を受けておりました」 胆のうがんによる多臓器不全で亡くなった俳優・渡瀬恒彦さん(享年72)について、兄で俳優の渡哲也さんは、こう語っています。一連の報道によ…
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渡瀬恒彦さんのケース<上> がんなら家族が満足する介護できる
壮絶な最期だった――そんなふうに語られているのが、胆嚢がんによる多臓器不全で亡くなった俳優・渡瀬恒彦さんです。享年72。ファンとしてはショックですが、所属事務所が「幸せな俳優人生を全うできましたこと…
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扇千景さんは切除手術 非浸潤性乳管がんなら“待機”もあり
「(脇のあたり)触ったら、何かある」――テレビのトーク番組で乳管がんを告白した女優・扇千景さん(83)は、セルフチェックが発見のキッカケだったようです。その後の検査で乳腺にがんが見つかり、部分切除手術…
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【ムッシュかまやつさんのケース】膵臓がんは脱メタボ対策で予防
ポップス界のレジェンド、かまやつひろしさんの命を奪ったのは、膵臓がんでした。享年78。数多くの名曲の中でもよく聴いたのが「シンシア」です(南沙織さんのファンでした)。残念です。 報道によると…
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中西俊夫さん襲った食道がん 飲酒と喫煙でリスク100倍
テクノポップバンド・PLASTICSの中西俊夫さんが、食道がんのため亡くなりました。享年61。昨年9月にがんが発覚してから5カ月余りの訃報に、ショックを感じた人も少なくないでしょう。 食道は…
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【渡瀬恒彦さんのケース】難治性胆のうがんでも“ぴんぴんコロリ”
「体調は、よくはないですよ。現状維持な感じ」 胆のうがんで闘病中の俳優渡瀬恒彦さん(72)が、がんについて語ったことが報じられました。昨年5月の週刊誌報道などによると、2015年秋の検査でがん…
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【大島康徳さんのケース】大腸がんステージ4でも18%の“勝ち組”に入る条件
「今後の人生を前向きに生きる為に病気を公表することも決意しました」 ブログでそう語り、大腸がんのステージ4であることを公表したのは、野球解説者の大島康徳さん(66)。読者なら、中日や日本ハムで…
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和田アキ子さんは子宮全摘 I期なら妊娠出産できる手術ある
「人生でこれだけ泣けるのかって思うくらい泣いたね」 歌手の和田アキ子さん(66)がバラエティー番組で、36年前にがんを宣告されて子宮を全摘されたいきさつを語り、つらい心境を吐露していました。 …
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がんと運動との関係 デスクワークで発症率が上がるのは?
寒くて外出がおっくうという人は少なくないでしょう。運動不足の生活が肥満を助長し、ひいては心筋梗塞や脳卒中を招きますが、がんとの関係についてはあまりなじみがないかもしれません。実は、デスクワークの時間…
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緩和ケアには最新分子標的薬並みの「延命効果」がある
我慢強さは、日本人の美徳といわれます。しかし、これが病気の治療、特にがん治療では、邪魔になることが少なくありません。今回は、がんの痛みの治療と心のサポートに関係する緩和ケアについて紹介します。 …
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4人に3人は痛いがんの骨転移 8割は放射線でよくなる
「これから、痛みのある部位だけに放射線をあて、痛みの軽減も期待します」 乳がんで闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央さん(34)は今月6日付のブログにこう記しています。すでに肺や骨に転移してい…
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だいたひかるさんは全摘 選択肢増やす医師への質問の仕方
長年がん治療に携わっている医師として、「どうでもいい」とは言えません。「どうでもいいですよ」を枕ことばにネタを展開するタレントのだいたひかるさん(41)が、先月「女性自身」に乳がんで右乳房を全摘した…
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改正がん対策基本法で考えた「がん治療と仕事」両立のカギ
毎年100万人が新たにがんを発症し、37万人ががんで亡くなっています。発症者数のうち3割は65歳未満。仕事を持つ現役世代ががんを患うことは決して珍しくありません。いろいろな報告を総合すると、65歳未…
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片岡鶴太郎さん報道で考えた がんリスクが最も高いのは?
「ちょっとやり過ぎではないの?」――そんな見方が浮上しているのが、俳優でタレントの片岡鶴太郎さん(61)です。バラエティー番組で紹介された私生活があまりにも衝撃的で、週刊誌やスポーツ紙などが続報。ネッ…
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北斗晶さんがTV復帰 乳がん治療で失った髪は復活する
医師としてもうれしいことです。乳がんの闘病で芸能活動を休止していたタレントの北斗晶さん(49)が29日、1年2カ月ぶりにテレビ番組に生出演。「元気に帰ってきちゃいました」と笑顔を見せていました。 …
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【胃がん対策】家族で除菌 早期発見より確実な予防を
この連載で何度となく語っているのは、がんの早期発見、早期治療。がんは怖い病気というイメージがあるかもしれませんが、早期発見できればがん全体の5年生存率は9割を超えます。多くのがんが早期なら治るのです…
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りりィさんのケース 肺がんの放射線治療は通院で治療
ハスキーボイスが思い出されます。1970年代にシンガー・ソングライターとして活躍。女優としてもドラマや映画に多くの作品を残したりりィさんが先週11日、肺がんで亡くなりました(享年64)。74年のヒッ…
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M・ダグラス公表 舌と喉の腫瘍は放射線で生活機能を守る
真意はどこにあるのでしょうか。米俳優のマイケル・ダグラス(72)が、ロンドンで開催されたイベントで語ったことです。 2010年に喉にクルミ大の腫瘍が発見されたことについて、「手術をする可能性…
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治療しない選択肢も 平尾誠二氏の命奪った胆管がんの知識
ラグビー界の宝・平尾誠二さんの命を奪ったのは、胆管細胞がんでした。まだ53歳と若く、2019年のラグビーW杯日本大会の成功に向けて突っ走っている最中の訃報にファンならずとも、ショックを受けたことでし…