独白 愉快な“病人”たち
-
扁桃腺がパンパンに詰まった小瓶を見せられて…徳永ゆうきさん扁桃炎での手術を振り返る
今年4月、扁桃腺の切除手術を受けました。“ビビリ”なので喉にメスを入れるなんて……とだいぶ悩みましたけど、今となってはもっと早くしておけばよかったと思うくらい良い変化がありました。 扁桃腺は…
-
ここはどこ?私は誰?の状態でした…歌手の松原愛さんもやもや病を振り返る
私が「もやもや病」と診断されたのはおよそ20年前です。今でも難病指定されていますけれど、当時は不治の病といわれて、死んでいてもおかしくないくらいでした。 この病気は内頚動脈という太い脳血管の…
-
周りと違っているからこそやれることも多い…後藤仁美さん軟骨無形性症を語る
身長115センチって、だいたい小学1年生と同じなのですが、胴体は大人の女性とほぼ同じで手足が極端に短いという体形をしています。不便なことも多いですが、この体は唯一無二で、周りと違っているからこそやれ…
-
元エアロビック日本代表の大村詠一さん語る1型糖尿病との闘い
「なんで大村君だけ保健室でアメをなめたり、ジュースを飲んだりしているの?」と、小学校のクラスメートは思っていたことでしょう。説明したくても、自分でもよくわからなかったし、説明してもわかってもらえない……
-
「放っておいてもいいかなぁ」と考えていた…映画監督のグ・スーヨンさん腎臓がん手術を振り返る
2年前の年末、朝4時まで新宿で飲んで、酩酊状態でタクシーの後部座席に座っていたら、突然、左側からドンッ! と車が突っ込んできて気を失いました。この事故がきっかけで「腎臓がん」が発覚したのです。 …
-
寛解直前で数値が上昇…タレントの山本量子さん語るがんとの闘い
「ウソやろ? めちゃ元気ですけど、私……」 10年前、「子宮頚がん」と告げられたときは、そんな心境でした。本当にものすごく元気だったんです。 健康には自信がありました。でも年齢を重ねた…
-
偶然の不調がなかったら…休井美郷さん子宮頸がん一歩手前での手術を振り返る
「子宮頚部の高度異形成」がわかったのは、去年のゴールデンウイーク直前でした。異形成は、子宮頚がんになる手前の病変で、放っておけばがんになる可能性が高い状態のことです。軽度、中等度、高度と段階がある中、…
-
バットで殴られたような痛みで意識を失った…百武桃香さん脳出血を振り返る
「脳出血」で倒れたのは高校2年から3年生にかけての春休みでした。地元の福岡から都心の大学に進んだ姉がひとり暮らししている1DKの部屋に友人と2人で2~3泊させてもらって、大学の見学や東京ディズニーシー…
-
その瞬間に時間が止まりました…漫画家のやよいかめさん副鼻腔がんとの闘いを振り返る
2017年、風邪で鼻水が止まらなくなって「蓄膿症かな」と思っていたら、なんと「副鼻腔がん」でした。 夫が転勤の多い仕事で、その年も岩手から福島に転勤が決まり、引っ越し準備にあわただしい頃でし…
-
恩人のアドバイスがなければ…富田晶子さん乳がん闘病を振り返る
2019年11月、「初期の乳がん」で左乳房の部分切除をしました。 その1年くらい前から体調を崩して、咳が止まらなくなっていました。とにかく忙しい時期だったことは確かです。病院を受診すると「風…
-
乳がんで左乳房全摘を経験した女優の小栗香織さん…手術を勧められても「即答はできませんでした」
左胸にがんが見つかったのは2016年春でした。その4~5カ月前に母親をがんで亡くしたばかりだったので、母に「こっちへ来なさい」と言われているのかな、と考えたりもしました。 35歳から、健康診…
-
痛みで歩けず片足で自転車をこいで病院へ…俳優の河西健司さん痛風との闘い
長年、役者をしてきましたから、自分の体のことなど考えず、規則正しくない生活を送り、“お祭り気分”で生きてきました。それでも、入院や手術の経験はないので、丈夫な体に生んでくれた両親に感謝ですね。 …
-
現在の医学では治らない…尾藤イサオさん加齢黄斑変性症を語る
こうして向かい合ってお話ししていても、私と視線が合ってないでしょう? 頭の上の遠くの方を見ているように見えると思うんですけど、じつはそれで見えているんです。あえて視線を合わせるようにすると、…
-
強直性脊椎炎と闘うタレントの十條莉緒さん「ドクターを調べ上げて病院を渡り歩いた」
一度診断がついても治療の効果がなくて、最後はいつも「メンタルクリニックへ行ってみてください」と言われ続けてきました。何軒も何軒も病院を変えて、じつに4年の歳月を経て、ついに「強直性脊椎炎」という難病…
-
映画監督の河村光彦さん「脳梗塞」で救急搬送の一部始終を振り返る
じつはつい先日、転んで肋骨を折りまして、今はコルセット状態。いや、でも今日は喜んでやってきました(笑)。 脳梗塞が起きたのは11カ月前、忘れもしない4月13日。夕方から代官山で私が監督した映…
-
ザ・ワイルドワンズの3人がそれぞれの「がん」経験を振り返る
鳥塚 僕は2002年12月に「胃がん」が発覚して、翌年1月に胃の4分の3を切除しました。その2~3カ月前から胃にむかつきなどの違和感があり、リーダーの加瀬邦彦さん(故人)に相談したら自身がかかった医師…
-
文化放送ディレクター白石仁司さん緑内障を語る「白く深い霧の中で生活している感じです」
「ロービジョン」とは、全盲ではないけれど矯正しても十分な視力が得られない低視力や、見えない部分が生じる視野欠損などがある状態のことです。私はまさに今その真っただ中にいて、ロービジョンという言葉やその実…
-
「これは治らんよ」と告げられ…春風亭昇々さん脳梗塞との苦闘
高座の枕(落語の本題に入る前の小噺)では、「実は脳梗塞になりました」と話しているんですけど、こうしてちゃんと取材していただくのは初めてです。 それは2022年9月のことでした。仙台で落語会が…
-
卵巣嚢腫で手術を受けた渡辺加和さん「悪性という言葉を聞いただけで…」
昨年10月に左の卵巣にできた腫瘍を切除する手術をしたのですが、12月には結局、左の卵巣と卵管を全摘しました。 始まりは2017年にわかった「子宮内膜症」でした。この年、ありがたいことに所属す…
-
映画コメンテーターの有村昆さん 白内障の手術を受けて感動したこと
数年前からずっと視界に白いものがチラチラしていたんですよ。特に左目なんですけど、霧がかかったような見づらい状況が続いておりました。 年1回の健康診断でも、「ちょっと白内障の気がある。確定では…