独白 愉快な“病人”たち
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ライブ続行で荒療治…円広志さん「パニック障害」を語る
「パニック障害」と診断されるまでが苦しかったですね。診断されたときはホッとしました。「気持ちの問題じゃなくて病気なんだ」とわかって、とてもうれしかったんです。 この病気は、脳の中の不安や危険を…
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夫の言葉に導かれ だいたひかるさん「乳がん闘病」を語る
自分の知る限り、“がん家系”ではありませんでした。だから「乳がん」と診断されたときは、本当に自分の身に起こったことなのか、にわかには理解できませんでした。でも、後で「どんな人ががんになりやすいのか」…
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磯野貴理子さん独白 脳梗塞で「まだ死にたくない」と痛感
あの日、救急搬送されて病院に着いた後のことは、あまり覚えてないんです。でも、応急処置が終わって医師に肩をポンポンと叩かれて、「あなたは脳梗塞ですよ」と言われたとき、「ふ~ん」と思ったことは覚えていま…
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美容ジャーナリスト山崎多賀子さん 乳がん闘病記が自分の心のリハビリに
44歳の時、婦人科の女性検診で乳がんが見つかりました。胸にしこりもなく、体調が悪かったわけでもなく、まだ40代の自分が乳がんになるとは思ってもいなかった中での告知……。まさに青天の霹靂でしたが、主治…
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尻もちで異変…河合美智子さん語る「脳出血」の一部始終
去年の8月13日、「脳出血」で救急搬送されました。でも、自分自身は「何で救急車呼ぶの?」と思っていたくらい普通だったんです……。 その日は、夜にクルマで知り合いの監督が手がけていた自主映画の…
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病気で関節が変形 キャシー中島さんが悩んだ「握手が痛い」
「ヘバーデン結節」という病気になったのは、20年ほど前、45歳のときでした。手指の第1関節に瘤ができて激しく痛み、変形してしまう病気です。右手の小指から始まって、時間を置きながら一本ずつ移っていくよう…
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腹痛で命の危機 堀ちえみさん救った“念のため”の胃カメラ
今はすっかり元気にしていますけど、当時は本当に命の危機でした。家族は、医師から「この3日間がヤマです」と言われたそうですから……。 病気は突然でした。2001年、4番目の子どもが生まれて10…
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虚弱体質から日本代表へ 大山加奈さん喘息との付き合い方
物心ついた2~3歳の頃には、すでに「喘息」でした。発作が出ると急いで吸入をするのですが、つらくてつらくて……。いつ発作が起きるかわからず、常に吸入器をそばに置いておくような状態でした。発作が起こると…
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あの“天才子役”間下このみさん 妊娠中相次いだ難病を語る
「抗リン脂質抗体症候群」という病気はあまり知られていません。10年前、私が診断された時は、今よりもっと知られていない新たな難病で、症例が少なく、治療法や薬が確立していない状況でした。 この病気…
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原千晶さん「後悔」 子宮頚がん・子宮体がん闘病を全激白
「子宮頚がん」に対して、あまりにも無知でした。「子宮体がん」になって事の大きさに気づくなんて、本当にバカだったと今は思います。がんの治療はひとり静かに耐えられるものではなく、泣き叫んだり、人に当たった…
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胃がん経験した横島亘さん 「患者は黙ってちゃいけない」
2011年の4月、胃がんの初期と告知されて、腹腔鏡手術で胃の3分の2を切除する手術を受けました。医師からは「1週間でゴルフもできますよ」なんて言われて、「なんだ、そんなもんか」と気楽に考えていたんで…
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メモ持参で迷い払拭 園田マイコさん流「乳がんとの向き合い方」
乳がんと診断されたのは、2008年10月でした。母が乳がんを発症していたので、「もしかしたら、自分も……」という気持ちがあって、普段からよくリンパに近い脇の下あたりを自己触診していたんです。その日、…
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大谷昭宏さん 病気で「死」に対する心持ちが変わった
自分が肝内胆管がんなのだと分かったときは、正直「やばい」という思いはありました。といっても遺書を書くなんてことは考えなかったですけど、「自分の死」を身近に感じたことは確かです。 幸い早期に見…
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相島一之さん 痔のクリニックで「厄介な病気」と言われ…
「GIST」という耳馴染みのない病気になりまして、手術からもう8年になります。ありがたいことに今は何事もなかったかのように過ごしていますが、一時は「死ぬのかな」なんてことを思ったりもしました。 …
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夏目亜季さん 「お母さんを呼んで」でよほど悪いと察した
今年は3月から5月上旬まで、持病の全身性エリテマトーデスの症状のひとつ、自己免疫性溶血性貧血が悪化して入院していました。退院しても「プレドニン」という薬の副作用で、この夏は今まで以上にムーンフェース…
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渡部又兵衛さん 膝下切断の告知に思わず「舞台立てます?」
みんなに「糖尿病合併症のデパート」と言われるくらい、神経障害から白内障、腎不全、壊疽までなんでも経験しました。2004年には、ついに左足の膝から下を切断するはめに。今も週3回の人工透析をはじめ、あれ…
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「先生とは好相性でした」 山田邦子さん乳がん闘病を語る
病気がわかったきっかけは、出演したテレビの健康番組です。番組でやった「自分で乳がんを見つける方法」を試しに家でやってみたらコリッとしたものがあったので、番組でお世話になった女医先生のところで診察を受…
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北川裕二さん 1000人に1人確率で起こる薬の副作用で肺炎に
去年の8月末に血便が出て、最初は「痔」だと思っていたんです。でも、お尻を拭くと鮮血がつくし、血液の量も多い。しかも、それが20日間続いたので、さすがにこれはマズいと思って病院に行きました。すると、痔…
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俳優・声優の田中正彦さん 主治医の言葉で胃がん手術決意
2014年の4月末、人間ドックを受ける数日前に、友人と福岡でめちゃくちゃ飲んだんです。飲み過ぎて胃が痛かったので、検査の日も“こりゃ胃炎と言われて再検査になるだろう”とは思っていました。それがまさか…
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脳梗塞を経験したシェリーさん 「生きてるだけで丸儲け」
うちは父が42歳で脳出血で他界。母は59歳で脳梗塞で倒れて、11年介護ののち他界。妹は36歳でくも膜下出血を起こし、今も高次脳機能障害を抱えています。そんな家系なので、私も脳についてはことさら用心し…