役に立つオモシロ医学論文
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新型コロナ対策で“不誠実な行動”をしていた米国成人は4割以上いた
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、手指衛生の励行やワクチンの接種、不要不急の外出を避ける、感染判明後は自宅療養に徹するなどの方法が効果的です。ただし、一連の行動を継続的に実施することは日常…
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度重なる緊急事態宣言で日本人は“コロナ疲れ” 都道府県をまたいだ移動量を解析
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本では4回にわたる緊急事態宣言が発令されました。宣言が発令されている間は、不要不急の活動や移動の自粛が求められ、飲食店には時短営業が要請されました。また、リモー…
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コロナ予防のためのマスクは、オミクロン流行期では効果減弱 米国で研究結果
マスクの着用は効果的な感染対策のひとつだと考えられています。マスクを着用することで、ウイルスが含まれた飛沫の吸入を減らせるだけでなく、ウイルス感染者から発せられる飛沫の拡散も減らせるためです。 …
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ダイエットの定説が覆る? 食事は朝はしっかり、夜は控えめが良いといわれるが…
一般的に、朝にしっかりと食事を取り、夕食は控えめにしたほうがダイエットに効果的で、肥満を予防できると考えられています。過去に行われた研究でも、夕食と比べて朝食の摂取カロリーが高い人は、より多くの体重…
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認知症の予防に最適な歩数は1日1万歩弱 7.8万人を対象に解析
定期的に運動することは、健康に良い影響を与えると考えられています。 実際、1日の歩数が多い人ほど、糖尿病や心臓病の発症、がんによる死亡率が低いことを報告した研究もあります。 「歩数」は…
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自営業の女性はストレスがなく健康? 肥満が34%少ない
海外の研究によれば、会社などに雇用されている女性の心理的ストレスは、職場内での性差別や不当な評価、仕事と家庭の両立困難が主な要因として挙げられています。これらの心理的ストレスはまた、心臓病の発症リス…
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泣き叫ぶ赤ちゃんを寝かしつけるには「5分間の抱っこ歩き」が有効
赤ちゃんが泣きやまず、なかなか寝つかないことは、親御さんにとっても大きなストレスでしょう。これまで、赤ちゃんを寝かしつけるには、おんぶや抱っこをしたり、ゆりかごに乗せて揺らすといった方法が伝統的に用…
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マスク着用でコロナ感染は予防できる?米国科学誌で研究報告
マスクを着用することは、ウイルス感染者からの飛沫(ひまつ)拡散を防ぎ、感染症の流行を抑えることができると考えられています。無症状や軽症例が多い新型コロナウイルスのオミクロン変異株では、多くの人がマス…
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新型コロナは感染の自覚がない人が半数以上 米医学誌で報告
新型コロナウイルスのオミクロン変異株は、他の変異株と比べて感染力が強いと考えられています。一方で、過去に流行したデルタ変異株と比べると、重症化のリスクが低く、無症状や軽症例も多いことが報告されていま…
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コロナ禍の“旅行控え”はうつ病リスク? 精神医学専門誌で報告
否定的な感情から意識をそらすことは、抑うつ症状の緩和に効果的です。その意味で、旅行は抑うつ症状の改善が期待できるかもしれません。これまでに報告されている研究でも、旅行に行く機会の多い人は、生活の満足…
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座りがちな生活を改善するカギは高さ調整可能な「机」?
一般的な成人は、1日のうち9~10時間を座ったままで過ごすそうです。特に事務職(オフィスワーカー)の方では、勤務時間の7割以上を座って過ごすと報告した調査結果もあります。 座位時間(座ってい…
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空腹は本当に怒りの感情を引き起こすのか? 科学誌に論文掲載
空腹を感じた時に、イライラしたり、怒りっぽくなるといった経験をお持ちの方も多いでしょう。このような状態を、英語では「Hangry」と呼びます。一見すると、空腹を意味する「hungry」の間違いではな…
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子供と暮らしている大人はコロナに感染しにくい 米国で研究報告が
新型コロナウイルスの感染が拡大した当初、子供の重症例は少ないことが報告されていました。その理由として、子供は風邪をひく機会が多いことから従来のコロナウイルスに対する免疫があり、この免疫が新型コロナウ…
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大規模イベントの開催は本当にコロナ感染者数を増やすのか
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、式典や祭りなどの中止や規模の縮小といった対策がなされてきました。しかし、こうしたイベントの開催がもたらす感染リスクについて、質の高い研究データは限られていま…
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片足で10秒立っていられる人は長生き? 英国の専門誌が報告
年を重ねるごとに運動能力は低下し、体のバランス感覚にも影響を及ぼします。特に50代の半ば以降では、体のバランスを維持する機能が急速に低下するといわれています。 これまでに報告されている研究デ…
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高齢者に対する新型コロナワクチン4回目接種の有効性は?
新型コロナウイルス感染症は、高齢者や持病を抱えている人で重症化しやすいことが知られています。そのため、60歳以上の方や持病のある方を対象に、重症化予防を目的とした4回目のワクチン接種が、2022年5…
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新型コロナは屋内では2メートル以上の距離でも感染 論文報告
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、ワクチンの接種、マスクの着用、手指衛生のほか、「フィジカルディスタンシング」と呼ばれる対人距離の確保も効果的です。 くしゃみ、咳、会話などで発生す…
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台風の接近で死亡リスクがアップする 米国医学誌で解析報告
熱帯から亜熱帯の海洋上で発生する低気圧を熱帯低気圧と呼びます。発生場所や低気圧の強さに応じて「台風」「ハリケーン」「サイクロン」など、異なる名称で呼ばれますが、本質的には同じ気象現象です。 …
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新型コロナワクチンの種類で心筋炎のリスクは異なる?
心臓の筋肉に炎症が起きてしまった状態を心筋炎、心臓の筋肉の周りを覆っている膜に炎症が起きてしまった状態を心膜炎と呼びます。頻度としてはまれですが、新型コロナウイルスワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎…
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高血圧の予防は「何を食べるか」より「いつ食べるか」が重要
血圧は午前中に上昇しやすく、午後に低下しやすいことが知られています。血圧に限らず、ホルモンバランスや睡眠・覚醒など、体の生理的な機能はおおよそ1日の周期を持つリズムで調節されており、これを概日リズム…