1日3食が長生きの秘訣はホントだった? 米国での2万人調査で判明
規則正しい食事習慣は、健康の維持にとって重要だと考えられています。しかし、生活スタイルが多様化している現代社会においては、1日3回の食事をバランスよく摂取することが難しい方も多いでしょう。2009~10年にかけて実施された米国の調査では、食事を1日3回摂取しない人が、米国人の約40%に上りました。
食事習慣は、糖尿病や肥満のリスクと関連することが知られています。しかし、人の寿命に与える影響については、質の高い研究報告が限られていました。そんな中、食事の頻度と死亡リスクの関連性について検討した研究論文が、栄養科学の国際誌に22年8月11日付で掲載されました。
この研究では、1999~2014年にかけて米国で実施された国民健康栄養調査のデータが解析されています。
解析対象となった40歳以上の2万4011人について、1日の食事回数(1回、2回、3回、4回以上)と、死亡リスクとの関連性が検討されました。なお、研究結果に影響し得る年齢、性別、喫煙状況、身体活動量などの因子で統計的に補正して解析されています。