著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

多忙な医療従事者が早くおいしい紅茶を飲む方法 英医師会誌に掲載

公開日: 更新日:

 仕事の合間にお茶休憩をとることは、気分転換を促し、仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えると考えられます。しかし、医療従事者はお茶休憩を十分にとることが難しく、沸かしたてのお湯でお茶を入れてしまうことで口の中をやけどする危険もあります。

 紅茶を飲む場合では、付け合わせビスケットの選択も重要です。

 ビスケットを紅茶に浸して食べることをダンキングと呼びますが、ビスケットによってはサクサク感が失われてしまうからです。

 そんな中、安全でおいしい紅茶を作るための方法と、それに合うビスケットを検討した研究論文が、英国医師会誌の2022年クリスマス特集号に掲載されました。

 英国の病院で行われたこの研究では、4種類のビスケット(オーツビスケット、ダイジェスティブビスケット、リッチティービスケット、ショーティビスケット)と紅茶が用意され、紅茶が最適な温度に到達するまでの時間や、ビスケットをダンキングした際のサクサク感などが検討されています。

 マグカップに紅茶のティーバッグを入れ、沸騰したお湯を240ミリリットル注いだ後の紅茶の温度は82度でした。最適な温度として好まれた61度に達するまでの時間は、ミルクを30ミリリットル加えた場合で400秒、40ミリリットル加えた場合で370秒でした。なお、紅茶の色合いは40ミリリットルのミルクを入れたほうが良好と評価されました。

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