著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

朝は「黄」で夜は「青」 パパイアは2種類を食べ分ける

公開日: 更新日:

 カリブ海沿岸での呼び名である「アババイ」がなまったものであるとも言われるパパイア。

 スペインやポルトガルなどの地域では、果実の様子が赤ん坊にお乳を飲ませる母(ママ)の乳房のように見えたため「ママオ」と呼ばれることも。日本では、乳液が多く含まれていることから「乳瓜(ちちうり)」、木になる瓜という意味から「木瓜(もっか)」とも呼ばれています。

 パパイアには実が十分熟した黄色いパパイア、熟す前に収穫した青パパイアがありますが、栄養価が若干異なります。

 まずは黄色いパパイア。果肉が熟すにつれて抗酸化作用の強いカロテンやリコペンの含有量が増加し、特にカロテンは未熟なパパイアの4倍以上! リコペンは呼吸器系細菌の増殖が抑制されるため、喉の痛みやせきなどの予防・改善にも効果が期待できます。他にも、腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがあるペクチンも豊富。ペクチンが持つ強い粘性で腸内の有害物質を吸着して体外に排せつするという報告もあり、便秘予防に効果的です。リコペンは朝の吸収が良いことがわかっているのでパパイアは朝向きの食材といえるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末