清水国明氏が意外な“風”に? 東京都知事選に出馬表明「小池vs蓮舫」与野党代理戦争にチクリ
新たな挑戦者だ。多くの被災地で支援活動を続けているタレントの清水国明氏(73)が30日、都庁で都知事選への出馬を表明。自身が代表を務める「清水国明と東京都の安全な未来をつくる会」から立候補すると明かした。
福井県出身の清水氏は1973年にフォークデュオ「あのねのね」でデビュー。95年の阪神・淡路大震災を機に、被災地支援を行っている。
政策の中心に災害対策を掲げ「皆さんが安心して暮らせる東京をつくりたい」と主張。小池都政について「大きな不満を持っているわけではない」としながらも、「都は自助、共助の必要性を言っているが、それは民間がやること」「公助にお金をかけて、皆さんが避難できる場所を事前に用意しておくべき。それが全くできていない」とチクリ。
また、「小池vs蓮舫」の与野党代理バトルの様相に「私は参加するつもりはない」とキッパリ。「申し訳ないですけど、都民が置き去りになっている印象を受ける」と苦言を呈した。その上で「一番大事なのは都民の命を守ること」と強調。“政治闘争”から距離を置いた。
終始穏やかだったが、表情は真剣そのもの。6月20日の告示日には、ものまねタレントの清水アキラ、歌手のブラザー・コーンらが応援に駆けつける。意外な「風」を起こすかもしれない。