保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「伴食宰相」(9)鈴木善幸と伊東正義は自民党ハト派の良識を支えた

公開日: 更新日:
日米関係にかげりを生んでいる防衛、自動車問題を訪米前の伊東正義外相(左)と協議する鈴木善幸首相(1981=昭和56=年3月20日、首相官邸)/(C)共同通信社

 東西冷戦下でのレーガン戦略に組みこまれざるを得ないのが、鈴木善幸内閣の宿命であった。それとどう向き合ったのか、その姿勢をいかに解釈するかで、鈴木首相はC群の他の3人(三木武夫、福田赳夫、大平正芳)と同様のレベルの首相だったかがわかる。いわゆる「使い捨て首相」だったのか否かという…

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