“棒読み癖”上川外相は「選挙の顔」になれるのか ポスト岸田へ地元・静岡県知事選で問われる真価

公開日: 更新日:

 また、政権への打撃となるのか──。岸田官邸が恐々としている静岡県知事選(26日投開票)。全敗した3つの衆院補選(4月28日投開票)につづき、この知事選でも大敗したら、自民党内から「やっぱり岸田首相では選挙を戦えない」の声が噴出するのは間違いない。

 選挙戦は、事実上、自民党が推薦した大村慎一元副知事と、立憲と国民が推薦した鈴木康友前浜松市長との争いとなっている。

「告示された9日時点では、野党が担いだ鈴木康友さんが数ポイントリードしていました。やはり自民党への逆風が強いうえ、浜松市長だった鈴木さんは国会議員をやっていたこともあり、一定の知名度があります」(地元関係者)

 静岡県知事選では、岸田首相だけでなく、「ポスト岸田」に浮上している上川陽子外相も真価を問われている。地元・衆院静岡1区選出だからだ。逆風をはねのけて自民候補を勝たせたら「選挙の顔」として評価がアップするのは確実。

 さっそく、11日(土)、選挙応援のために地元入りし、静岡市内2カ所で街頭演説している。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 2

    石丸伸二新党「再生の道」に怖さなし 都議選告示まで1カ月…都知事選のような追い風は吹かず

  3. 3

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑

  4. 4

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋

  5. 5

    候補者調整が終わり、参院選大勝が見えた国民民主党だが…玉木代表が抱えた“爆弾”の正体

  1. 6

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  2. 7

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  3. 8

    基礎年金と関税交渉は棚上げ、消費税減税せず…石破政権の「参院選対策」はことごとく裏目に

  4. 9

    どうなる公明党 参院選公約に掲げた「減税」こぶしの下ろし方…自民党は「公約に盛らない」と朝日報道

  5. 10

    自民党2人目候補は“森元首相のお気に入り”鈴木大地氏に…参院東京選挙区は旧安倍派が巻き返し

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋