「お食事」「ご住所」…「お」と「ご」の違いを知っていますか?
敬語の基本編(5)
前回までに、尊敬語と謙譲語の基本的な使い方、そして、よくある間違い敬語について見ていきました。
なかには、どうしてこれが間違いなの? というような表現があったかもしれませんね。間違いやすい敬語には、いくつかのパターンがあります。敬語マスターになるには、まずはそのパターンを知り、敬語のルールを理解する。そして、実際にどんどん使ってみることが大切です。敬語は、使わなければ身につきません。
人間ですから、言葉遣いを間違えることもあるでしょう。そんなときは、ただ落ち込んで終わりではなく、ではどんな言葉を使えばよかったのか、周りの人はどんな言葉を使っているのかをしっかりと振り返って考える。そして、次は間違えないように意識する。そんな小さな積み重ねが、言葉に対する感性を磨き、自信にもつながっていきます。
今回は、社会人としての基本の言葉である「丁寧語」と、日常、何げなく使っている「美化語」について見ていきましょう。
【丁寧語】
「です」「ます」「ございます」など、相手に対して丁寧な言葉遣いをすることで、敬意を表す言い方。文の終わりに使われることが多い。