DeNA捕手に助けられ辛勝も…阪神打線の“アブナイ兆候”

公開日: 更新日:

 劇的勝利も素直に喜んではいられない。2日のDeNA戦で敗色濃厚だった阪神は九回、中軸に連打が出ると、代打福留が歩かされ1死満塁。ここで今成のヒットで同点。二塁走者のマートンはアウトのタイミングだったが、DeNA捕手・黒羽根のブロックが甘く、うまく滑り込んでサヨナラのホームを踏んだ。

 阪神は昨年、8月下旬に敵地で首位巨人に3連敗。ゲーム差が8となり、甲子園に戻った後は10カード連続で勝ち越しがなく、巨人に12.5差の2位。夢をつないだCSも広島に連敗した。

 ある阪神OBが当時を振り返ってこう語る。

「わずかに残っていた闘争心さえ失ったのは、巨人に3連敗した直後の広島とDeNA戦の負け越しでした。広島戦はわずか3得点、DeNAとの3試合は初戦こそ10―1と大勝するも、あとの2試合は3-8、0-1と打線が振るわず負けた。しかも、勝ち星を計算していたメッセンジャーの投げた2試合(広島1戦目とDeNA3戦目)は完封負け。あれで完全に終わったという声を聞きました」

■CS進出のカギはやはり打線

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  3. 3

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  2. 7

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 8

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  4. 9

    千葉工大が近大を抑えて全国トップに 「志願者数増加」人気大学ランキング50

  5. 10

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由