杉村富生の富を生む新成長株
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近視眼的な見立ては危険…「メルカリ」流通革命の核になる
日本市場の出遅れは明白である。これはPER、PBRだけではない(199回参照)。NYダウはブラックマンデー(1987年10月19日)の終値1738ドル比で15倍になっている。 今年9月21日…
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「サイバネットシステム」は株主還元策の充実が高評価
現在、日経平均株価の1株利益は1750円がらみ、1株純資産は1万8900円前後となっている。PERは13倍台前半、PBRは1.2倍前後だ。すなわち、2万3800円をやっと超えた水準である。 …
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防災用建築大手の「前田工繊」 大規模自然災害の“救世主”
日本は“災害列島”である。特に、今年はひどかった。猛暑に加え、集中豪雨、台風の襲来、そして地震だ。年間3000万人に迫る外国人観光客はビックリしていることだろう。「すごい国だ」と。 よく揺れ…
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製品の圧倒的な国際力 「ジェイテックコーポレーション」
株価は理不尽に下げることがある。もちろん、急落するにはそれなりの理由があろう。業績悪化、それに伴う人気離散、需給悪化→大量の売り物などだ。最近は企業の不祥事が相次いでいる。スルガ銀行、TATERUが…
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業務ソフト“奉行シリーズ”が有名 「オービックビジネス」
全般相場はいまひとつはっきりしない展開である。方向感が乏しい。外部環境ではマッドマン・トランプの標的に日本がなり始めている。11月6日の中間選挙に向け、成果が欲しいトランプ政権にとって、日本は攻めや…
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基本ソフト採用企業は数千社 「NTTデータイントラマート」
猛暑、豪雨、台風、そして地震である。これでは気が休まるときがない。生命、財産は自分で守れ、というものの、突然の災害襲来には何ともはや……。さらに、外部環境ではトランプ大統領が対日貿易赤字についてコメ…
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「ソフトウェア・サービス」 病院向けシステムに強み発揮
時代は大きく変化しつつある。数年前にはユーチューバーなんて職業をだれが想像しただろうか。それがいまや、プロゲーマー、インフルエンサー、データサイエンティストの登場である。 eスポーツは完全に…
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AI分野で積極的に種まき 「オプティム」の上昇がクッキリ
株価は正直である、という。そう、賢い。株価がジリジリと水準を切り上げたあとはなぜか、好材料が出現する。 逆のケースは不思議なことに、悪材料が出る。昔、「星は何でも知っている」と歌っている人が…
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トヨタ向け売上高が4割 システム構築「システムリサーチ」
繰り返しになるが、第4次産業革命のキーワードはCAMBRICといわれている。さらに、M(モビリティー↓移動手段)の未来はCASEと形容される。ここは“新”成長株の宝庫である。 ちなみに、Cは…
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建築用資材「エスイー」 9月末の株式分割が好材料に
古来、兜町の常識は世間の非常識という。このことは十分に理解しているつもりだ。しかし、ときに予想外の出来事が発生する。まさに、「エッ?」である。 エスイー(3423)は9月末割り当てで1対2の…
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娯楽企業に変身中「ソニー」 反騰相場の主役に躍り出る
ちょっと、「季節はずれ」(遅いっ)がひどいと思うが、2018年の十干十二支は戊戌である。秋だというのに、何でいまごろ干支の話をするのか。 いや~、実は60年前の戊戌(1958年)には日清食品…
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好業績「オープンハウス」 大手証券がBUY推奨の住宅関連
外資系証券、大手証券によるレーティング(投資判断)は基本的に、機関投資家向けである。最近は一般的な企業情報(リポート)も公表しないケースが増えている。 内外の機関投資家、大手客に持ち込み、「…
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業績が好調 センサー専業で自動運転を支える「SEMITEC」
現在、第4次産業革命が進行中である。再三指摘しているように、そのキーワードはCAMBRICといわれている。 このうち、Mはモビリティー(移動手段)だ。そのMの未来はCASEと形容される。 …
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「インフォコム」 マンガの電子書籍配信サービスが好調
出版不況といわれている。書籍、雑誌の売れ行きはよくない。2017年の紙の出版物(書籍、雑誌合計)の販売金額は前年比6.9%減の1兆3701億円(出版科学研究所)だった。13年連続のマイナスである。 …
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シワ改善効果の化粧品がヒット「ポーラ・オルビスHD」
人生100年時代を迎えている。総務省によると、日本の65歳以上のシニア人口は3529万人(今年2月現在)だ。シニア人口は今後20年間、増え続けるだろう。 2042年にはシニア人口が3935万…
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「ココカラファイン」は総合ヘルスケアサービス企業に脱皮
童謡の「赤とんぼ」は誰でも知っている。日本で一番愛されている童謡らしい。三木露風作詞だ。母を慕う、望郷の歌といわれている。彼は明治22年、兵庫県の山あいの町(龍野)に生まれた。赤とんぼが飛び、黒い桑…
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喫煙所システムの販売が好調の「フルテック」を狙い撃ち
人形町(東京都中央区)は古い街である。都心部なのに、空襲に遭わなかったため、戦前の建物が残っていたりする。「今半」「玉ひで」など老舗が多い。筆者は上京してすぐに近くの新川に住んだし、サラリーマン時代…
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データサイエンティストの本命「ALBERT」 業績が急浮上
職業のことである。最近、小・中学生に「将来、どんな仕事をしたいか」と聞くと、「ユーチューバー」が上位に入る。世の中は変わった。昔は「電車の運転手さん」などだったのに。さすが、IT社会である。 …
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光学薄膜技術「オプトラン」 売上高75%が米アップル向け
かけた情がいつわりならば何で濡れよか、男の胸が……。ご存じ(いや、誰も知らないか)、「小判鮫の唄」である。昔、小畑実さんが歌っていた。名曲だ。筆者はCDを持っている。 実は、小判鮫戦術は株式…
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第4次産業革命で大化け期待 ハイテク商社の「佐鳥電機」
足元は「絶好調」だが、「とりあえず」という条件がついている。しかし、これは違うのではないか。半導体業界である。 海外ではアップルの時価総額が1兆ドルの大台を突破した。iPhoneⅩの好調に支…