大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず
大谷翔平(30=ドジャース)の勲章が、またひとつ増えた。
日本時間13日、ポジションごとに最も優れた打者に贈られる「シルバースラッガー賞」をDH部門で受賞。今回が2年連続3回目の受賞になる。
大リーグ選手会のクラーク専務理事は、このオフ、メジャーリーガーの2028年ロス五輪出場について大谷と話し、意見を聞くつもりだという。大谷は今年の球宴で「五輪は特別。出たい気持ちはもちろんある」と発言。ジャッジ(32=ヤンキース)やハーパー(32=フィリーズ)らトップクラスの選手たちも参加に前向きだ。それだけに選手会はメジャーを代表する選手たちの意見を吸い上げ、選手の五輪派遣に消極的な大リーグ機構(MLB)やオーナーを説得する材料にしたいのかもしれない。
2年続けてシルバースラッガー賞を受賞した大谷の意思は、果たして“武器”になるのか。
MLBはこれまで40人枠に入っている選手の出場を認めなかったし、現時点で従来の方針を改める姿勢は示していない。
野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏は日刊ゲンダイのコラムで、メジャーリーガーの28年ロス五輪への参加は難しいと、主に3つの理由を挙げている。