ファクトチェック・ニッポン!
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安倍総理の国連演説を垂れ流したメディアの「空気」
「北朝鮮に全ての核・弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で放棄させなくてはなりません。そのために必要なのは、対話ではない。圧力なのです」 2017年9月20日、安倍総理…
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心愛さん死亡事件で児相を批判しても何の解決にもならない
千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが亡くなった事件に衝撃を受け、心を痛めている人は多いだろう。政府も対策に乗りだすという。ただ、千葉県柏児童相談所と野田市教育委員会の対応に批判が集中している状況…
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市長とは消防のトップ 「火つけてこい」発言を見過ごすな
兵庫県明石市の泉房穂市長が部下に対して「立ち退きさせてこい、おまえらで。今日(立ち退き対象の建物に)火つけてこい」などと怒鳴った件は、全国で報じられた。 当初は辞職を否定していたが、批判の高…
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「日本語でお願いします」とねだる記者の姿は滑稽である
大坂なおみ選手の活躍に日本が、否、世界が沸いた週末だった。ただ、残念ながら、今回の全豪オープンを通じて日本のメディアの問題も垣間見えた。そのひとつに、誤報があった。これは大坂選手のスポンサーである日…
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記者会見から逃げないリーダーは仕事もできる。その逆も真
「次の質問」を連発して記者の質問を回避した外務大臣。記者の質問を受ける前に会場を後にしたJOC会長。民主国家におけるリーダーの重要な資質に説明責任があったはずだが。日本はいつから全体主義の国になったの…
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メディアは国のトップ発言の垂れ流しを終わりにするべき
「これは人道、安全保障の両面の危機だ」 1月8日、トランプ米大統領が大統領執務室から、こうアメリカ国民に訴えたことは日本でもニュースになった。その危機とはメキシコとの国境に壁を建設できない状態…
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「このままで良いか?」元沖縄タイムス記者の言葉の意味
NHKの沖縄局で駆け出しの記者だった30年近く前、同僚がアメリカ軍の四軍調整官のインタビューを撮ったので見てくれと言われた。話している内容がわからないのだという。四軍調整官とは、沖縄に駐留するアメリ…
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「19世紀」的な身柄拘留か 盗聴・盗撮のアメリカ方式か
逮捕されたファーウェイの孟晩舟CFOがすぐに釈放されたことは不思議ではない。前回書いた通り、詐欺や収賄のような知能犯罪、英語で言う「ホワイトクライム」での身柄の勾留というのは欧米では基本的にしないか…
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ゴーン事件の結果がどうあれ…批判は日本の報道にも及ぶ
「アメリカでは、ホワイトクライムで身柄の拘束というのはやらない」 日産のカルロス・ゴーン前会長が10日、有価証券報告書への虚偽記載の疑いで再逮捕された。その報道に接しつつ、アメリカで耳にしたこ…
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国税庁OB「脱税が立件できればルノーも仏も何も言えない」
「巨額脱税事件。特捜部の狙いはゴーン氏の脱税事件の摘発だろう。国税の出番だ」 日産のカルロス・ゴーン元会長が東京地検特捜部に逮捕された翌日、複数の国税庁OBは異口同音にそう言った。このうち、脱…
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霞が関の友人が言った「トランプは田中真紀子」の意味深長
「トランプって、結局、田中真紀子なんだよ」 中間選挙の翌日にアメリカで会った「霞が関」の友人がそう言った。田中真紀子……元外務大臣だ。「官僚として翻弄された」ひとりであろう彼は、当時を思い出し…
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サウジ人記者の死で浮上した トランプの「利益相反」問題
サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が殺害された事件は、サウジアラビア政府が「計画的殺害」としつつも政府中枢の関与を否定する姿勢を貫いているため、日本のメディアは幕引きをにおわせる報…
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権力によるジャーナリスト排撃の動きは日本でも始まっている
「ジャーナリズムは犯罪ではない」 壇上に並ぶ人々がそう英語で書かれた横断幕を掲げた。その後ろの大きなスクリーンに2人の男性の顔が映し出された。「ジャーナリズムは犯罪ではない」とは当然のことだが…
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“ジャーナリスト”有働由美子 「NEWS ZERO」でついに始動
「世の中いろいろ動いていて、何が正しいのか、どういう価値観でニュースを見ていたら良いのか自信がありません」 10月1日、「news zero」(日本テレビ系)の初日で有働由美子はそう語った。有…
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“科学信じない”大統領との信頼関係がなぜ安倍支持の理由に
「危険な状況だ。住民は避難所など安全な場所への避難を行うように」 テレビでは連日、暴風雨についての予測が流れ、知事が記者会見を開いて、危険について力説。日本の話ではない。アメリカでのことだ。9…
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普天間めぐり…フェイクニュースに加担した我が悔恨の告白
沖縄県知事選挙は9月30日投開票と決まった。前回に続き沖縄にこだわってみたい。それは私にとっては、過去のいまいましい記憶についての告白だ。22年前のことだ。 「普天間基地返還で合意」 …
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“ハイサイ、グスヨー、チューウカナビラ”は沖縄の強い意志
「ハイサイ、グスヨー、チューウカナビラ」 8月11日、那覇は折からの台風の接近で強い雨が降っている。集まった人々は主催者発表で7万人。壇上に立つ弁士は、まずこの言葉を口にしてから話し始めた。 …