ラサール石井 東憤西笑
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えー!隠し子騒動の“軍師”が岸田首相の政策の大半を考えていることが問題
相次いで政府の関係者に醜聞が出た。しかし、気になったのはそのスキャンダルそのものではない。その記事の前段部分だ。 一つは文春砲。自民党の松下新平議員が、中国系企業に勤める中国人女性を「外交顧…
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クーポン券なんか配るより全員一括20万給付か、消費税減税のほうが国民は歓迎する
今年の漢字が「金」と発表された。東京五輪のメダルからのイメージであることは間違いないが、ああそうか河村名古屋市長が噛んだのも「金」だし、「給付金」やら「選挙資金」がニュースを騒がしたからその意味もあ…
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「言葉」を武器に自分の意見を“笑い”に変えるスタンダップコメディーを日本でも広めたい
先日、ウーマンラッシュアワー村本くんのスタンダップコメディーライブを見た。観客は40人限定。休憩を挟んで1時間以上1人でしゃべりまくる。終始爆笑の渦、笑いと拍手が収まるまでしばらく待つ、というショー…
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ストレスを加速させるマニュアル人間の増加…何が足りないのか?
「夫婦漫才」「本日も休診」という大劇場での2つの演出作品が相次いで千秋楽を迎えた。 まだやらなければいけない仕事はあるのだが、どうも心や体が呆けてしまっていて、えいやっという力が入らない。これ…
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立川談志と柄本明に共通する、楽に生きられない狂気と愛
期せずして同じ日に2本のドキュメンタリーを見た。フジテレビの「ザ・ノンフィクション」。立川談志師匠が亡くなるまでの12年間を息子さんが記録した動画で構成された「切なくていじらしくてメチャクチャなパパ…
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れいわ・大石あきこ議員はゴッサム・シティにはびこる悪と戦うバットウーマンになれるか
れいわ新選組の新人議員大石あきこ氏が初登院して、いよいよ議員活動が始まった。「維新候補者がいなかった」「比例でやっと」など当選をディスる意見もあるが、維新王国の大阪で、れいわが議席を取ったのはひとつ…
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自由劇場・東京乾電池・東京ヴォードヴィルショー…奇跡の顔合わせの舞台を演出する幸せ
いよいよ2日後の12日に私が演出する明治座公演「本日も休診」が初日を迎える。難産につぐ難産で、台本が出来上がったのは稽古初日の2日前。そこから3週間で、美術家、音楽家、衣装家、そしてその下で働くスタ…
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投票率が上がれば世の中は変わるよ もうそろそろ怒ってもいいんじゃないの?
さて総選挙である。 いよいよ選挙戦の終盤だ。世の中は盛り上がっているのかいないのか。それがよくわからない。大半の国民は、まず今が選挙期間中だと知らない。大袈裟に聞こえるかも知れないが、実際そ…
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UR汚職疑惑でも自民党の選挙の顔! NHKはトンデモ発言をファクトチェックすべきだった
この人のことはかなり前から好きになれなかった。ひと頃、頻繁にテレビに出ていた時期があり、スタジオでよく対面した。政治家がバラエティーの討論番組によく出ていた時代だ。 【写真】この記事の関連写真…
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久しぶりに味わう怒涛の日々…台本の書き直し作業に追われTwitterでボヤく暇もない
久々に地獄を味わっている。現在水曜日の午前3時。6時までにはこの原稿を書き上げないと水曜日のコラムが飛んでしまう。 なぜそんな状況かというと、もう2週間以上、今度やる芝居の台本の書き直しの作…
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岸田内閣の閣僚たちが居並び写真を撮った場所こそ「空気階段」 今の日本の政治の象徴だ
キングオブコントで「空気階段」が優勝した。独自の世界観で突き抜けた笑いを生み出すコント師である彼らは、どちらかと言えば玄人ウケはするが一般的にはどうかと思っていたが、ネタのシュールさと笑いの取り方の…
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総裁選報道の陰に隠れて目立たないが…最先端のデジタル庁は江戸時代の悪代官所か
コロナや総裁選それに加えて小室圭さんの結婚報道が過熱する陰で、本来ならもっと追及されるべきニュースがサラリと流されていたりする。 平井デジタル相がNTTから接待を受けていたという報道もその一…
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伊集院光パワハラ疑惑に驚愕…誰しも年を取れば存在自体が“ハラスメント”になる
「伊集院光パワハラ疑惑」という見出しを見て驚いた。 伊集院くんといえば非常に温厚で冷静な人間だ。聡明で常識人である彼は、まさかそのようなスキャンダルめいたニュースなど縁がないと思っていたからだ…
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八代英輝弁護士の「虚偽コメント問題」は公平であるべきTV局とスタッフの知性の劣化にも一因
ワイドショーなどでコメンテーターが、ネット上などの嘘情報をうのみにして適当に知ったかぶりしてしゃべるなんてことは、過去にも何回もあった。 しかし大抵はその場で司会や他の政治評論家、最低でも上…
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自民党総裁選というたかが猿山の陣取り合戦に狂奔するマスコミに踊らされてはいけない
「オズの魔法使い」のオズは最初は大きくて怖い大魔王の姿だが、裏から見ればショボい小男だった。あるいは「アラジン」の悪役ジャファーは国務大臣を務める魔法使いで、魔法の力で自らが王になろうとするがアラジン…
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いま政局はいらない 今すぐ国会を開いてコロナ感染対策を審議してくれ!
6月に国会が閉会してから、デルタ株の猛威、医療崩壊、豪雨被害と問題は山積している。野党は国会の召集を要求しているが、政府はそれに応じる気配がない。例年なら9月は臨時国会が開かれる季節だ。 だ…
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感染爆発のさなかに飲み会やBBQ…国民全体の予防意識が緩んでいる原因とは
演劇界のコロナによる中止が相次いでいる。 我々演劇人にとっては聖地とも呼べる劇場だった新宿シアタートップス。2009年に惜しまれつつ閉館したが、下北沢本多劇場グループにより今年8月に復活が決…
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小池都知事もDaiGoも井戸の中の「蛙の王」に過ぎない
DaiGo差別動画の話題ももう古いかと思いきやその火種はくすぶり続けている。人権擁護団体が次々と声明を出すなど、事はそう簡単には収まりそうにない。それもこれも当のDaiGo氏の謝罪に至る動きが遅く、…
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「コロナ感染者は増えても死者が少ないからいい」と笑う竹中平蔵・高橋洋一対談に怒り心頭
数々の問題を残しオリンピックが終わった。関係者は「終わりよければ全てよし。やれやれ」と胸をなで下ろしているかもしれないが、そうは問屋が卸さない。「まだ祭りは終わらない。ここから悪魔の祭りが始まる」と…
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菅首相の「自宅療養方針」は絵に描いた餅、事実上の敗北宣言だ
菅総理が思わず耳を疑うようなことを言いだした。 いわく「重症患者や重症化リスクの高い方が確実に入院できるよう、必要病床を確保する」。ここまではいい。当然のことだ。驚くのはその次だ。 「…