ゼレンスキー大統領の国会演説 耳を疑った山東昭子議長の「戦う勇気に感動」発言
ゼレンスキー大統領の国会演説の際の山東昭子議員の発言に耳を疑った。
「閣下が先頭に立ち、貴国の人々が命をも顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見して、その勇気に感動しております」とのたまわったのだ。個人の感想なら別に何を思っても構わない。しかし現職議員の参議院議長がはっきりと「お国のために戦う」ことを賛美するのは問題がある。戦争で戦うとは他国の兵士を殺傷することに他ならない。たとえ侵攻したロシアに非があろうと「殺し合い」であることには間違いがない。
■戦わずして解決することが外交の使命
それを映画のように「戦う勇気に感動する」とは、思わず本音がダダ漏れだ。なんとか戦わずして解決することが政治家の外交の使命だ。感動している場合ではない。よほど戦争がお好きなんだろう。
大国が小国に侵攻した有事に、「戦争より平和を」と訴えるのか「やはり我が国も防衛力を強化」と訴えるのか。火事場泥棒のように改憲や核保有を訴える輩が跋扈する。