鎌田大地 叩き上げの原点
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<10>鎌田大地が両親にプレゼントした新築2階建て7部屋の一軒家
「ダイチは非凡な才能を持った選手」と2006年ドイツW杯でクロアチア代表の主将を務めたニコ・コバチ監督に絶賛された鎌田大地は、独移籍直後のブンデスリーガ1部開幕戦フライブルク戦でいきなり先発。10年夏…
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<9>“代表実績ゼロ男”鎌田大地の独1部移籍に驚きの声が上がった
2015年に高卒ルーキーとして鳥栖入りし、1年目からリーグ戦21試合、3得点と華々しい活躍を見せた鎌田大地は「J1公式戦450分出場」という規定を夏にはクリアして「最低年俸460万円のプロA契約」に…
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<8>鎌田大地が選んだ意外な進路「僕は人との巡り合いの運がすごく強い」
東山高時代に自らキャプテンを名乗り出るほどの責任感ある人間に成長した鎌田は、高3の高円宮杯プレミアリーグウエストで得点ランク4位に浮上。一躍脚光を浴びるようになった。憧れの全国高校サッカー選手権には…
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<7>愛媛の母に「僕の愚痴は誰に言ったらええんや」と電話をかけた
京都府の高体連の名門といえば古豪の山城、森岡亮太(シャルルロワ)を輩出した久御山、小屋松知哉(鳥栖)らを輩出した京都橘などが有名だが、東山高は鎌田大地が入学する数年前からグングンと力をつけてきた。「…
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<6>苦労の連続…中3の夏に「ユース昇格見送り」を通告された
2022年カタールW杯行きの命運を握る10月のサウジアラビア(ジッダ)・豪州(埼玉)2連戦でキーマンとして期待される鎌田は名門・ガンバ大阪のジュニアユース出身だ。が、エリート集団の競争は極めて熾烈。…
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<5>大地の面倒を見る岸和田の祖母から「我慢できん」と怒りの電話が
大阪・岸和田の祖父母宅に暮らしながら、名門・ガンバ大阪の下部組織に通う日々。中学時代の鎌田は、はた目には恵まれていたように見えたが、内情は大変だった。「大分合宿から2~3カ月が経った中1の5~6月で…
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<4>JFAアカデミー不合格で落胆する小6の大地に、父・幹雄さんがかけた言葉
「1988年ソウル五輪の水泳・背泳ぎ金メダルの鈴木大地選手(前スポーツ庁長官)のように力強く生きてほしい。そして海外でも呼びやすい名前ということで『大地』と命名しました」。父・幹雄さんの願い通り、ドイ…
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<3>「CLで勝てるクラブに行く努力を惜しまない志を頼もしく感じる」
長友佑都(FC東京)ら実績ある日本人選手の国内復帰が相次いだ今季、欧州でCLやELに参戦している選手はそう多くない。鎌田大地は、その数少ないひとり。今季EL初戦となった9月16日のフェネルバフチェ戦…
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<2>「久保選手と組む場合は大地自身がもっとパフォーマンスを上げないと」
「何としても次は勝ってほしい」と鎌田大地の両親である幹雄・貴子夫妻は2021年9月7日のカタールW杯最終予選・中国戦(ドーハ)での勝利を心から願った。残念ながら先発を外れたものの、後半30分から出場。…
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<1>「大地は代表では後発、絶対的ではない」父・幹雄さんの目線は極めて冷静
「W杯最終予選ってこんなに難しいんだね……」。今年9月2日のオマーン戦。土砂降りのパナソニックスタジアム吹田でまさかの敗戦を喫し、ガックリと肩を落とす長男・大地の姿を目の当たりにし、両親の幹雄・貴子夫…