著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<7>愛媛の母に「僕の愚痴は誰に言ったらええんや」と電話をかけた

公開日: 更新日:

 京都府の高体連の名門といえば古豪の山城、森岡亮太(シャルルロワ)を輩出した久御山、小屋松知哉(鳥栖)らを輩出した京都橘などが有名だが、東山高は鎌田大地が入学する数年前からグングンと力をつけてきた。「大地が中3の時に高円宮杯プリンスリーグの関西2部、高1・2で同1部、高3の時にプレミアリーグと昇格を続け、京都の強豪校の仲間入りを果たしました」と父・幹雄さんも言う。その立役者が恩師・福重良一監督。かつて京都でプレーした目利きの元Jリーガー監督が、鎌田飛躍のキーマンになった。

  ◇  ◇  ◇

 鎌田が東山高に進学したのは2012年春。入学前の入部挨拶で福重監督は驚いてしまった。

「鎌田は私服で耳にイヤホンをつけたまま、伏し目がちにボソボソとしゃべるんです。人見知りの性格だと聞いてはいましたけど、メンタリティーから変えないといけないと痛感しました」

 それから鎌田は、グラウンドで監督に会うたび「ちゃんとしろ」と言われる。試合メンバーから外され、ベンチでお説教を受けたこともあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」