役に立つオモシロ医学論文
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事故発生率に変化が 満月の夜にはバイクの運転に注意
夜空に浮かぶ月に不思議な魅力を感じる方も多いでしょう。月が人の生活に何らかの影響を与えている可能性はたびたび指摘されますが、過去には「月の満ち欠けと交通事故の関連性」を報告した文献もあります。 …
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不眠症で自動車事故リスク1.8倍 ニアミスリスクは3倍以上
交通事故の危険因子は多岐にわたりますが、その中でも運転者の注意力低下は大きな要因といえます。飲酒運転をしてはいけないのも、運転に対する集中力低下が重大な事故を引き起こす可能性を高めるからです。 …
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犬を飼っている人は死亡リスクが低い?
犬の飼育と健康状態に関する研究は複数報告されています。例えば、犬を飼っている人は、そうでない人に比べて身体活動量が多く、悪天候の日でもその運動量が維持されているという報告があります。さらには、犬を飼…
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職場でのいじめや暴力が糖尿病リスクを上昇させる
職務関係のストレスと糖尿病との関連性については、過去にも研究報告が存在するようですが、職場でのいじめと糖尿病発症リスクを検討した論文が2017年11月13日付で、欧州糖尿病学会の公式ジャーナル「ダイ…
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300人を調査 交通渋滞はドライバーの血圧を上昇させる
勤労感謝の日を利用して旅行に出かける人も多いのではないでしょうか。自動車を利用しての旅行でドライバーを悩ませるのが交通渋滞です。渋滞に巻き込まれるとストレスを感じることも多いと思いますが、ストレスは…
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毎日の運動はゲーム感覚で 通常のプログラムより高達成率
「ゲーミフィケーション」という言葉をご存じでしょうか。課題の解決などにゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動のことを指すそうで、2010年ごろから使われ始めた言葉だといわれています。 …
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追跡調査を約18年 ストレスでがんになりやすいは本当か?
ストレスは体にさまざまな影響を及ぼすと考えられています。ストレスと病気についてインターネットで調べてみると、実にいろいろな記事が見つかります。“ストレスを抱えたまま生活をしていると免疫力が下がってが…
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「買い物難民」は肉、野菜、果物の摂取不足に陥る
当たり前ですが、バランスの良い食習慣を維持するためには、野菜、肉、魚、果物など多様な食材をお店で購入してくる必要があります。居住している地域によっては、食料品の買い物に不便や苦労を感じることも多いで…
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英医学誌に掲載 幹線道路沿いに住むと認知症になりやすい?
交通量が多い幹線道路の近隣に住んでいる人は、そうでない人に比べて自動車の排ガスや交通騒音の影響を受けやすいといえます。 過去には大気汚染や騒音などが認知機能に悪影響を及ぼすのではないかという…
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妊娠中のアルコール摂取はたとえ少量でもダメなの?
一般的に妊娠中の飲酒は避けるべきと考えられています。妊娠中の習慣的な飲酒は、胎児性アルコール症候群に代表されるような、生まれてくる子供の精神的・身体的発達遅延の他、早産などのリスクが増加するといわれ…
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寒くなった日の4日後に脳出血が起こりやすい
10月に入り、徐々に秋めいてきました。この時季は日ごとの寒暖差が激しく、体調も崩しやすいと言えましょう。気温や気圧などの気象条件は少なからず私たちの健康に影響を与えています。例えば、気温が下がれば血…
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B型はがんになりにくい 1万8000人の中国人を25年追跡調査
血液型の分類にはさまざまなものがありますが、一般的には「ABO式」が有名でしょう。血液型と関連性があるものとして人の性格や体質などが挙げられますが、関連性には否定的な指摘も多く、明確なことはよく分か…
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健康的な睡眠時間とはどれくらいなの?
このことについては多くの議論があります。寝過ぎも寝不足も体にあまり良い影響を与えないように思います。睡眠時間と健康への影響に関して、過去にも多くの研究報告がありますが、その結果にはあまり一貫性がない…
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妊娠中に携帯電話を頻繁に使うと子供の言語能力が高く?
妊娠中の携帯電話やスマートフォンの使用が胎児にどのような影響を与えるのかに関して、一定の見解は得られていないようです。過去には妊娠中の携帯電話使用が、出生した子供の問題行動に関連するという研究も報告…
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夫が高血圧だと妻も高血圧になりやすい
生活習慣病として知られる高血圧ですが、その発症要因は多岐にわたります。主なものとして、遺伝的要因や、食習慣・喫煙などの環境的要因が挙げられます。 夫婦は一般的には遺伝的要因を共有しておらず無…
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砂糖の過剰摂取は「うつ病になりやすい」は本当か?
砂糖の摂取量が多いと、うつ病の発症リスクが増加する可能性を示した研究は過去に複数報告されています。そのメカニズムは、砂糖のような糖質を過剰に摂取することで体のホルモンバランスが乱れ、それが精神状態に…
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短時間の過度な飲酒で外傷リスクが25倍に増える
「飲酒」は転倒や事故など、外傷を受けるリスクが高まるといえます。当たり前のように思うかもしれませんが、世界的に見てみると10~20代の若年層において、アルコール過剰摂取を原因とする死亡は年間32万人に…
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カロリーオフ食品にダイエット効果はあるのか?
カロリーオフをうたう食品は数多くあります。特にシュガーレスとかノンシュガーといわれるような、砂糖を使用せず、人工甘味料を使った食品や飲料にはダイエット効果が期待できると思われるでしょう。しかし、人工…
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全身温熱療法でうつ病の症状が改善するのか?
ストレス社会といわれる現代において、うつ病のような精神疾患はもはや特別な病気ではありません。程度の差はあれ、抑うつ症状を経験したことがある人は少なくないように思います。 過去の研究によると、…
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中年太りはヘルシーエイジングを低下させる
成人してから中年期にかけて、体重増加に悩む人も多いはずです。俗にいう「中年太り」ですが、基礎代謝量や運動量の低下、ホルモンバランスなどさまざまな要因が関与していると思われます。 最近ではアン…