日本ハム野村佑希が顔面死球で流血退場してもアッサリ 新庄監督の怖いくらいの“シビアな目”

公開日: 更新日:

 鈍い音とともにヘルメットは砕け、鼻血が噴き出した。

 昨17日のオリックス戦の四回、日本ハム野村佑希(21)は顔面に死球を受けると、その場に倒れ込み、うつ伏せのまま暫く悶絶。コーチに支えられながらベンチ裏に引き揚げ、そのまま途中交代となった。

 新庄剛志監督(50)は6試合連続で野村を4番に固定。この日、3番と5番で先発出場した清宮と万波とともに「(将来的に)25~30発くらい打てる。(中軸に)固まってくれたら嬉しいな」と期待を寄せていた矢先のことだった。

 とはいえ、新庄監督はケガには非常にシビアな考えの持ち主として知られる。監督就任早々の昨秋に出演したテレビ番組では、球団一の俊足を持つ五十幡を評価しつつも故障の多さを指摘し、「ケガをしてしまったら一般人やからね。意味ないのよ。そいういう選手は要らないよね」とバッサリ切り捨てている。

 野村の死球はアクシデント。本人に非はないが、新庄監督は2月末に出版した自著『スリルライフ』(マガジンハウス)の中で、全力の80%の力でプレーする必要性を説き、こう持論を展開しているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド