週末に読みたいこの1冊
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「これからの時代を生き抜くための生物学入門」五箇公一著
生物の性には「有性生殖」と「無性生殖」の2種類があり、日常で目にする生物や植物は圧倒的に有性生殖が多い。有性生殖のメリットは、個体同士で遺伝子を交換して新しい遺伝子セットを生み出せば、その中から環境…
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「デス・ゾーン」河野啓著
2018年5月に、エベレストで滑落死した登山家・栗城史多氏。本書は、北海道放送のディレクターとして栗城氏と出会った著者が、彼の死後改めて周囲の人々に取材しつつ彼の真の姿に迫ろうと試みたドキュメンタリ…
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「風致の島」赤松利市著
東南アジアの巨大開発計画を受注したスーパーゼネコンの現地駐在員として派遣された青木は、計画が頓挫したあと会社を辞めたが、不正行為で得た金を手に島に舞い戻り、隠遁生活を送っていた。 そんなある…
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「小麦の法廷」木内一裕著
主人公は、司法修習を終えたばかりのフリーの新米弁護士・杉浦小麦。弁護士事務所に所属していない小麦は、自力で仕事を開拓するほかなく、相続がらみの人探しの仕事をするしかない状況になっていた。 そ…
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「浄土双六」奥山景布子著
先代の将軍・足利義量が跡継ぎとなる男子を残さず早世したため、石清水八幡宮の「神籤」(みくじ)により、突如、6代将軍を継ぐことになった義教。20年にわたり、出家の身として仏門に過ごしてきた義教はこのと…
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「おばんでございます」桜木紫乃著
「雪虫」で第82回オール読物新人賞を受賞して単行本デビューし、「ラブレス」で第19回島清恋愛文学賞、「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞した著者による初のエッセー集。 近年華々しい活躍を…
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「アニーはどこにいった」C・J・チューダー著 中谷友紀子訳
アーン・ヒルの町の学校にジョー・ソーンが赴任してきた。前任者のジュリアは息子を惨殺した上、「息子じゃない」という血文字を残して自殺したという。この町に育ったジョーにとっては、ここは忌まわしい記憶が残…
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「内なるゲットー」サンティアゴ・H・アミゴレナ著 齋藤可津子訳
主人公は、ポーランドの首都ワルシャワから、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに移住したユダヤ人のビセンテ・ローゼンベルグ。ポーランドの反ユダヤ主義に辟易して国を離れたビセンテは、アムステルダム、パリ…
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「新宿特別区警察署Lの捜査官」吉川英梨著
歌舞伎町をはじめとする新宿の歓楽街のみを管轄する「新宿特別区警察署」、通称「新宿L署」。着任の初日、新井琴音警部は息子の発熱で大遅刻。署ではギャルのような服装の部下、堂原六花巡査部長が待っており、歌…
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「闇の脳科学」ローン・フランク著 赤根洋子訳 仲野徹解説
かつて、脳深部への電気刺激でホモセクシュアルの男性を異性愛者につくりかえる狂気の実験を行った精神科医がいた。その名をロバート・ガルブレイス・ヒース。精神疾患の治療法が、電気ショック療法かロボトミー手…
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「真夜中のカーボーイ」山田五郎著
出版社勤めの定年を間近に控えたある日、高校時代の恋人から39年ぶりに電話がかかってきた。東京に来ているので、会って話をしたいというのだ。 俺は気が付いた。ちょうど39年前の今日、俺は最低な失…
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「夢幻の街」石井光太著
淘汰と再生を繰り返しながら独自の文化を育んでいった歌舞伎町のホストクラブ。本書は、歓楽街の浄化作戦やバブル崩壊、東日本大震災など、何度も訪れる危機を切り抜けながら生き抜いた彼らの半世紀を描いた書だ。…
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「雷鳴に気をつけろ」ジム・トンプスン著 真崎義博訳
20世紀初めのころ、ネブラスカ州の小さな村に、その地に実家のあるイーディ・ディロンが7歳の息子ロバートを連れて列車で帰ってきた。夫が行方不明になり、地元に戻るしかなかったのだ。しかし、実の母親パール…
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「妻たちのプロレス 男と女の場外バトル」ターザン山本・福留崇広著
新聞記者として選手が織りなすドラマを丹念に取材してきた福留崇広氏と、元週刊プロレス編集長のターザン山本氏がタッグを組んで、妻から見たプロレスラーの姿に肉薄した異色のプロレス本。取り上げているのは、国…
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「特別講義『ひきこもり大学』」ひきこもり大学出版チーム編
「ひきこもり」が絡む事件の多発化が目立ち、あたかも彼らがモンスターかのように感じている人も少なくない。しかし実際は、いじめに遭いながらも必死に生きる中で社会に出るエネルギーを使い果たした、親の言葉の暴…
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「スター」朝井リョウ著
主人公は、ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞した立原尚吾(たちはら・しょうご)と大土井紘(おおどい・こう)。2人とも大学3年生で、2人で1つの作品を監督するという話題性もある映画での受賞だ…
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「投票権をわれらに」アリ・バーマン著 秋元由紀訳
1965年3月、米アラバマ州セルマで投票権獲得を求める平和的デモ行進と州警察とが激しく衝突した「血の日曜日」事件のあと、投票権法が成立した。1870年に採択された、人種による投票権の制限を禁じた憲法…
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「食べることと出すこと」頭木弘樹著
大学生の時、潰瘍性大腸炎を患った著者は、食事と排泄(はいせつ)を常に意識せざるを得なくなった。本書は、カフカ研究家として著名な著者が、自身の体験から見えた世界と闘病の中で心の支えとした文学作品の一節…
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「ザ・ギャンブラー」ウィリアム・C・レンペル著 上杉隼人訳
1960年代末、アメリカの実業界にどこからともなく1人の男、カーク・カーコリアンが現れた。ギャンブルを好み、中学しか出ていないが50歳にして突然大金持ちになった男――。飛行士でもあった彼は、戦後の苦…
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「現代語訳 怪談『諸国百物語』」志村有弘訳
百物語とは、100本の灯をともした部屋で怪談話を語り、1話話し終えるたびに1本の灯を消し、部屋が真っ暗になったときに怪奇現象が起こるという言い伝えのこと。江戸時代に流行した百物語には、「御伽百物語」…