語り部の経営者たち
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Wix日本法人 積田英明代表(1)18歳の時、父親から100万円を渡され「あとは自分で」と告げられた
「Wix」社は、ホームページの作成ツールをユーザーに提供している会社だ。世界中に2億2000万人ものクライアントを持つイスラエル企業である。2013年に米ナスダックに上場している。 19年7月…
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サイゼリヤ 堀埜一成社長(4)日本の外食産業を「3K」から開放する画期的システム
堀埜一成は、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦(76)から後継指名を受けて2009年4月、社長に就いた。 正垣は「食堂業の産業化の実現」を堀埜に託した。堀埜はそのためには生産性を数倍上げる必要があ…
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サイゼリヤ 堀埜一成社長(3)課題解決の一冊に出合う「これで、できる!」
堀埜一成は、味の素から転職、2000年4月に社長候補としてサイゼリヤに入社した。11月に取締役に就任している。 08年、サイゼリヤは危機に直面した。ピザから有害物質が検出された問題が起こり、…
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サイゼリヤ 堀埜一成社長(2)創業者が3万円のコース料理を食べながら言い放った衝撃の一言
サイゼリヤ社長の堀埜一成は、1981年に京大大学院農学研究科を卒業、味の素に入社した。九州工場勤務などを経て87年から5年間、ブラジル工場に勤務。研究職から工場の生産管理、カイゼンなど経営職を担当し…
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サイゼリヤ 堀埜一成社長(1)小学生の時「頭の体操」を読み、ショックを受ける
イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」は、国内に1073店舗を展開する大手外食チェーンだ。 「おいしいのに安い」「コスパ最強」と評価する声が多い。その要因は、食品工場で調理・加工したうえ…
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東京計器 安藤毅社長(8)物事を俯瞰しながらバランスを意識して事業を進める
精密機器メーカーの東京計器を率いる安藤毅社長。高い技術力を誇る同社の社長として重要な役割は、「物事を俯瞰し、バランスを意識して事業を進めること」と語る。その具体的な事例として挙げたのが、鉄道の保線作…
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東京計器 安藤毅社長(7)田植え機の自動直進装置のヒットを支えた子会社の技術者たち
精密機器メーカーの東京計器。最近のヒット商品に、農作業中のトラクターや田植え機を、自動で直進させる装置がある。この装置の開発には、安藤毅社長が経営の立て直しに努めた、子会社出身の技術者たちの活躍が欠…
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東京計器 安藤毅社長(6)国から157億円の一括返還を求められ会社に大激震が
明治から続く、老舗精密機器メーカーの東京計器。1999年、防衛省(当時は防衛庁)関連の事業で、問題が発覚する“激震”に見舞われた。当時新規事業を手がけていた安藤毅社長も、この激震を契機とした同社の経…
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東京計器 安藤毅社長(5)新規事業の責任者としてプロジェクトを推進
精密機器メーカーの東京計器は、同社製のジャイロコンパスやオートパイロットが世界の商船の6割以上に搭載され、国内報道ヘリのアンテナ自動指向装置では9割超を占めるなど、ニッチな分野のトップシェアをいくつ…
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東京計器 安藤毅社長(4)捨てたはずのサッカーと再び接近 酔った勢いで漏らした一言から
計測、認識、制御に関わる製品を手がける老舗精密機器メーカーの東京計器。安藤毅社長はサッカーの学生日本代表に選ばれるほどの好選手だったが、米国留学を機にサッカーの道を捨てた。そんな安藤氏がサッカーの神…
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東京計器 安藤毅社長(3)米国の開発現場のまさかの“塩対応”に困惑
気象庁向け地震計用加速度計、鉄道の超音波レール探傷車など、知る人ぞ知るニッチな分野のトップシェアをいくつも持つ、精密機器メーカーの東京計器。安藤毅社長は米国の大学に留学して航空電子工学を学んだ。19…
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東京計器 安藤毅社長(2)留学先から帰国してシワシワの背広のまま面接に
1896年創業という、老舗精密機器メーカーの東京計器。日露戦争で活躍した戦艦三笠の羅針盤や計器を作った歴史もあり、現在では同社のジャイロコンパスが、世界中の多くの商船で活躍している。安藤毅社長は大学…
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東京計器 安藤毅社長(1)大学サッカーで田嶋幸三や西野朗のチームメイト
東京計器という、BtoBを中心とした精密機器メーカーを知っているだろうか。同社のジャイロコンパスやオートパイロットは世界の商船の6割以上に搭載され、国内報道ヘリのアンテナ自動指向装置では、同社製が9…
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サンコー 山光博康社長(8)社員一丸となった商品開発や販促体制
サンコーのアイデア家電は「おもしろくて、役に立つ」をコンセプトに開発されている。 そのような家電を作ろうと、社員自身もおもしろがりながら商品づくりに取り組んでいるようだ。 商品開発の…
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サンコー 山光博康社長(7)2017年に開発したネッククーラーが大ヒット
近年の猛暑の影響で、さまざまな保冷ジェル商品が販売されるようになった。ただ、保冷ジェルには冷感が長時間持続しないという欠点がある。 そんな中、山光は冷感が途切れないような商品を作りたいと思っ…
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サンコー 山光博康社長(6)家電の「ブルーポンド」を探す!
山光は、打開策を見つける必要に迫られていた。 今までの主戦場だったパソコンやスマホの周辺機器市場が縮小してきている以上、別の分野に活路を見いだすしかない。 社内では以前から「家電をや…
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サンコー 山光博康社長(5)パソコン市場の縮小でピンチに
サンコーは、アイデア家電や輸入グッズを販売している。 2013年ごろからアジアを中心に自撮り棒がブームになったが、サンコーでは11年、まだ日本ではほとんど販売していない頃から自撮り棒の輸入販…
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サンコー 山光博康社長(4)USB電源の商品を次々と開発する
サンコーは「おもしろくて、役に立つ」をコンセプトに、レアな商品を世に送り続けている。 起業時はパソコン周辺機器の輸入販売からスタートした。 滑り出しから好スタートを切り、順調に売り上…
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サンコー 山光博康社長(3)わずか11アイテムの通販サイトで起業
サンコーは、アイデア家電を開発、販売するメーカーである。 パソコン周辺機器を輸入・販売する会社に勤務していた山光は、それまで経営者になりたいと思ったことはなかった。 「割と成り行き任せ…
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サンコー 山光博康社長(2)「おもしろい商品だから仕入れたい」何度提案しても却下され…
サンコーは、アイデア家電を開発、販売するメーカーである。おもしろくて、役に立つ、今までなかった家電を世に送り続けている。 山光の新しもの好きは、大学時代に遡る。 1986年、初めて日…