渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる
3日、突然この世を去った俳優の渡辺裕之さん(享年66)の死因に「老年性うつ」が大きく影響しているのではないかと週刊誌各誌が報じている。
仕事は順調、おしどり夫婦で有名だった渡辺さんだが、2017年ごろにレギュラーの仕事がなくなり、単発に内容が変化。日々トレーニングをしていても、筋肉や関節の痛みなど体の衰えを感じるように。長年“ファイト一発!”のイメージキャラクターだった渡辺さんとしては受け入れがたい現実ではなかったかというのだ。
最近の撮影現場では、いつも完璧な渡辺さんが台本を全然覚えていない、突然怒鳴る、財布を取られたと騒ぐなど、数々の異変が見られたという。05年に投資詐欺で1億円もの被害に遭ったこともあり、金銭的不安も大きかったようだ。医学博士の米山公啓氏はこう言う。
「老年性うつは一般的に、めまい、食欲減退、元気がない、物忘れが激しくなるなど、身体症状が表れます。渡辺さんのような真面目な方は病気を疑うよりも自己鍛錬に向きがち。さらに衰えを受け入れられないキャラクターゆえに病の発見が遅れてしまったのでは。8割は薬で症状を緩和、治せるだけに、受診できればこのような事態は避けられたのでは」