粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感
現在、NHKで「坂の上の雲」が再放送されている。15年前のドラマで、2009年11月から11年12月まで足掛け3年にわたって放送された。3部構成、全13話の超大作だ。司馬遼太郎の同名歴史小説を原作に、秋山真之と秋山好古の秋山兄弟と正岡子規という松山に生まれ、明治という時代を生きた3人の若者を軸に物語は進んでいく。
ドラマは、真之を本木雅弘、好古を阿部寛、そして正岡子規を香川照之が演じた。他に子規の妹・律を菅野美穂、好古の妻・多美を松たか子、真之の妻・季子を石原さとみ……と豪華な俳優陣が顔を揃えた。
東郷平八郎には渡哲也、大山巌が米倉斉加年、陸奥宗光が大杉漣、高橋是清が西田敏行と鬼籍に入ってしまった懐かしい顔ぶれも。
当時、見ていたので再放送はいいかなと思っていたが、1話見て我慢がならず、毎週楽しみに見ている。圧倒的スケールで描かれた壮大な物語にクギ付けだ。
そもそもNHKの大型プロジェクト「プロジェクトJAPAN」もので制作費も潤沢だったとはいうものの、昨今このスケール感のドラマを久しく見たことがない。NHKが本気を出したらすごいと思い知った。