サンコー 山光博康社長(3)わずか11アイテムの通販サイトで起業

公開日: 更新日:

 サンコーは、アイデア家電を開発、販売するメーカーである。

 パソコン周辺機器を輸入・販売する会社に勤務していた山光は、それまで経営者になりたいと思ったことはなかった。

「割と成り行き任せのほうで、商社にも何となく勧められるままに勤めるようになったという感じでした。でも、会社の方針との違いから自分がおもしろいと思った商品を仕入れることができない。それが、独立を決心する動機になりました」

 いざ、独立を決めてみると、今度は不安で眠れなくなった。

 経営は未経験、営業もやったことがない。開業資金もそんなにあるわけではない。眠れないまま、ネットでいろいろ調べものをしたり、経営本を読み漁ったりもした。

「清水の舞台どころじゃない高さから飛び降りた、という心境でした」

 2003年に商社を退職すると、1カ月後にサンコーを設立、その1カ月後にネット通販サイト「サンコーレアモノショップ」を開設した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる