プロ野球人物研究 対岸のヤジ
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イチ虎ファンとして…ヤクルトに感じた憧れと羨望のまぶしさ、阪神の理想形を体現している
ヤクルトは強いと思った。先週末の阪神との首位攻防3連戦。虎党の私がもっとも感じたのはヤクルト打線の圧力とまぶしさだ。阪神投手陣の誰が投げても簡単にアウトになってくれなさそうな手ごわさ、投手が立ち眩み…
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今季限りで現役引退「22」の負け越しに見る働き者・岩田稔の勲章
16年ぶりのリーグ優勝を狙う2位・阪神が毎日しびれるような戦いを続けている。特に先週末の中日3連戦3連勝は見応えがあった。伊藤将司、高橋遥人、ガンケルの先発陣がみんな好投し、大山悠輔とマルテの主砲2…
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巨人の大エース相手に投げ勝った! 阪神・高橋遥人に全盛期の井川慶を見た
背番号29のサウスポー、キレと力のあるクロスファイア、奪三振率の高さ、フォロースルーで体が流れるところ、何事にも動じなさそうな茫洋とした雰囲気……まるで全盛期の井川慶のようだった。 25日の…
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阪神伝統の愛されキャラが現役引退 俊介外野手のセカンドキャリア
阪神・俊介外野手が今季限りで現役引退することを発表した。近畿大学から2009年のドラフト5位で入団以来、ずっと若虎みたいな不思議な空気感をまとっていた選手だったが、早いもので12年の月日が流れた。 …
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阪神・秋山が2年連続2ケタ勝利 少し不思議な虎エースのキャリア曲線
阪神・秋山拓巳が11日の広島戦に先発し、7回1失点の好投でリーグトップタイとなる10勝目をマークした。この試合の前まで2試合連続でピリッとしない投球が続いていたため、少し心配していたのだが、見事に修…
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巨人との首位攻防戦で活躍 阪神の黒歴史を覆す大山悠輔の不思議な魅力
先週末の阪神―巨人戦は実に見応えがあった。 ペナントレースも終盤に差しかかった9月の甲子園。阪神と巨人が僅差の優勝争い(ヤクルトも含めて)を繰り広げる中で行われた、首位攻防の直接対決。阪神が…
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阪神・近本は目下、打率3割キープだが…スロースターターへの贅沢な不満
阪神・近本光司の打率が気になってしょうがない。6月29日に今季初めて3割に乗せたかと思うと、7月1日には早くも2割9分台に低下。その後、7月7日に再び3割を超えたのだが、翌日にはまたも3割を切ってし…
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阪神“変則エース”青柳晃洋に「投手3冠」期待! 2003年の井川慶以来の快挙を
選手の個人成績をチェックするのが好きだ。時に試合の勝敗よりも、そっちに気をとられてしまうことさえある。たとえ阪神が大敗したとしても、大山悠輔や佐藤輝明がホームランを打ったら少しは救われるわけだ。 …
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阪神らしさにあふれた親愛なる4番。大山の確変…後半戦は早くも3本塁打
阪神・大山悠輔の打撃の調子がようやく上向いてきた。後半戦が始まった途端、2試合連続で計3本のホームラン。しかも、2試合目は2打席連発の大爆発だった。 大山がホームランを打つと本当にうれしい。…
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ペナントレース再開 阪神優勝の鍵を握るエースと4番のリスタート
いろいろあった東京五輪が終わった。野球の侍ジャパンは1984年ロス五輪以来37年ぶりの金メダルを獲得し、その決勝戦では阪神・岩崎優が好リリーフで勝利に貢献した。リリーフ失敗が続いた青柳晃洋がその不調…
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ドミニカ戦で2失点…我らが阪神・青柳さんを救ってくれたサヨナラ勝利
東京五輪・侍ジャパンの初戦で阪神・青柳晃洋が打たれてしまった。1回もたず2失点である。 しかも、先発のオリックス・山本由伸がさすがのピッチングでドミニカ共和国打線を6回2安打無失点9奪三振に…
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藤川球児だけじゃない シブく輝く「虎の松坂世代」たち
西武・松坂大輔が今季限りでの現役引退を発表した。ついに、といった感じだ。日米通算170勝はもちろん立派な数字だが、あの全盛期の輝きを思うと少し残念な気持ちもある。それだけ松坂が日本球界に与えた衝撃と…
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ルーキー清原和博の衝撃と阪神佐藤輝明のスター性
今年のオールスターで個人的にもっとも注目していたのは、やっぱり阪神の怪物ルーキー・佐藤輝明だった。前半戦の大活躍は言わずもがな、オールスターのファン投票でもセ・リーグ最多得票で初選出。この7月は少し…
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阪神から7人選出「オールスターファン投票結果」の複雑な心境…虎党の一人として恥ずかしい
テレビ朝日系で7月10日に放送された「中居正広のプロ野球魂」という番組を見た。副題は「やっぱり“オールスター”ってスゴいよねSP」。巨人ファンとして知られる中居正広をはじめ、阪神ファンの遠藤章造(コ…
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中谷将大がソフトBへトレード かつての“新庄2世”には栄転となってほしい
阪神・中谷将大外野手とソフトバンク・二保旭投手の交換トレードが発表された。投手陣の再整備を図る阪神にとっては、先発とリリーフのどちらも経験がある二保は欲しい投手なのだろう。 一方、プロ11年…
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2位巨人と五輪で嫌な予感よぎるが…今年の阪神は2008年とは大きくちがう
セ・リーグ首位を走る阪神と2位・巨人のゲーム差が徐々に縮まってきた。一時は最大8ゲーム差がついていたが、6月27日時点では2・5ゲーム差。シーズン中盤でこの差なら、まだまだ優勝の行方はわからない。 …
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阪神・佐藤輝明の陰に隠れた4番・大山悠輔は見たくない
ある選手の現時点での個人成績を143試合に換算して、シーズン最終成績を予想する――こういう遊びに興じたことのある野球ファンは多いことだろう。選手本人は「個人成績よりチーム成績のほうが重要」と言うのが…
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貧弱打線だった阪神が田中将大と涌井秀章に土をつけるとは
先日の阪神―楽天3連戦は実に興奮した。セパの首位同士の激突で阪神が3連勝という、虎党としては最高の結果に終わったことはもちろん、個人的には楽天の初戦先発が涌井秀章で、2戦目が田中将大であったことが胸…
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阪神救援陣崩壊危機 セットアッパー岩崎の穴を埋めるのは
恐れていたことが現実になってきた。あれだけ盤石だったはずの阪神リリーフ陣がここにきて崩壊しだしたのである。 特に不安なのは、ここまでセ・リーグのHP(ホールドポイント)トップを走ってきたセッ…
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パ投手の150キロ超の剛球を弾き返す新生・阪神打線に感動
パ・リーグはやっぱり強い。今季ここまで圧倒的な強さでセ・リーグ首位を走っていた阪神が、交流戦に入って少し苦戦しているのだから現実を思い知らされる。虎の自慢のリリーフ陣、中でも鉄壁のセットアッパーだっ…