プロ野球人物研究 対岸のヤジ
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自ら引退を申し出 寂しくも美しいメッセンジャーの引き際
ランディ・メッセンジャーまでもが阪神を去ることになった。すでに今季限りでの退団を発表している鳥谷敬、さらには掛布雅之SEAに続いて3人目となる寂しいニュース。しかも、メッセンジャーの場合は今季限りで…
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浅薄報道ばかり…阪神は藤浪の再生に力を尽くしているのか
阪神・藤浪晋太郎は今何をしているのだろうか。阪神球団やコーチングスタッフは、藤浪にどんなプログラムを実行しているのだろうか。 藤浪が極度の不振に陥ってはや数年。その間、不振の原因を巡る報道(…
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鳥谷への不細工な引退勧告 私はこのゴタゴタは忘れない
鳥谷敬が今季限りで阪神を退団することになった。現役続行を望む鳥谷に対して阪神側から戦力外通告および引退勧告を行ったという。早稲田大学から鳴り物入りのドラフト希望枠で阪神に入団して16年。その間、2度…
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86歳の大長老OBが影響力を持ち続ける阪神の気持ち悪さ
先週の本稿では、阪神の大山悠輔が4番を外された問題を取り上げたが(詳細はweb版で確認してください)、字数の関係で書ききれなかったことがあった。それは阪神の大物OBであり、御年86歳の長老格でもある…
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阪神は育成が重要 今年1年“大山4番”こだわってほしかった
阪神・大山悠輔がついに4番を外された。今季の大山は、阪神の長年の課題である和製大砲の育成のために開幕から4番打者として我慢の起用を続けられてきたが、それに見合う活躍ができておらず、矢野監督の我慢も限…
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ダルビッシュに論破された“後期高齢者”の張本さんがツライ
大船渡高・佐々木朗希投手をめぐる張本勲とダルビッシュ有の論戦(詳細割愛)は、圧倒的にダルビッシュのほうが正しいと思う。佐々木の登板回避問題については私も以前に本稿で取り上げたが、総論としてはダルビッ…
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また制球難露呈…どうか神様、藤浪を救ってやってください
阪神・藤浪晋太郎の今季初登板は4回3分の1を投げ、被安打4、奪三振3、与四死球8(うち死球2)、失点1という結果に終わった。 今季は開幕から二軍調整を続け、ここ数年の不振から脱却しようと必死…
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大船渡・佐々木が普通の高校生なら? 登板回避論争に思う
プロ注目の163キロ右腕・佐々木朗希(敬称略)を擁する大船渡高(岩手)が、夏の高校野球県予選決勝で敗退した。これだけでも大ニュースだが、それ以上に激しい論争を巻き起こしているのが、同試合で佐々木が登…
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阪神・近本の“球宴サイクル安打”に感じる恥ずかしさ
今年のオールスター第2戦で、阪神のルーキー・近本光司が記録したサイクルヒットには、一部で疑問の声が上がっていた。 問題とされたのは近本が第5打席で放ったスリーベースヒット。これがパ・リーグ守…
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球宴で2戦連発 阪神・原口選出の疑義を封じ込めたドラマ力
阪神の原口文仁がオールスターで2試合連続ホームランを放った。特に初戦の代打ホームランは、一部で巻き起こっていた原口のオールスター選出論争を封じ込める、得難い影響力があった。その上、第2戦では雨中の本…
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楽天則本が7年契約 功労者の価値は“時価”だけでは語れない
楽天のエース・則本昂大が今季から7年にも及ぶ長期契約を結んでいたことがわかった。これまで則本は将来的なメジャーリーグ移籍志向を報じられていたが、今回の7年契約が満了した頃には35歳になる。さすがに、…
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7勝も防御率低迷 巨人菅野の異変と過去の短命エースの足跡
巨人のエース・菅野智之が不振にあえいでいる。といっても、ここまで7勝を挙げており、最多勝争いに食い込んでいるわけだから勝ち運にはまだ見放されていないようだが、防御率4.39は確かに菅野らしくない。 …
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交流戦にはプロ野球界の「停滞を打破する」意義がある
今年のセ・パ交流戦はパ・リーグのソフトバンクが優勝し、リーグ全体としてもパの勝ち越しが決まった。これで10年連続パの勝ち越しとなり、今や野球ファンの間で常識的に扱われている「パ強セ弱」の図式に変化は…
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奪三振率はセ首位 藤川球児の活躍から見える阪神メソッド
かつて一世を風靡した松坂世代の名選手が次々に姿を消していく中、まさに孤軍奮闘といった様相で今もなお活躍しているのが阪神の藤川球児だろう。全盛期は火の玉ストレートとうたわれた剛速球を武器に、球界を代表…
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投げるだけの始球式より「過去の名珍場面」を懐かしみたい
プロ野球の試合前に実施されるファンサービスイベントといえば、今も昔も始球式がもっとも一般的だろう。往年の名投手が懐かしいユニホーム姿で懐かしいピッチングフォームを披露したり、人気タレントやちびっこフ…
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巨人の後輩・上原にも敬意 槙原寛己の「軽さ」に凄みが
先日、TBS系のスポーツ情報番組「S1」に現役引退を表明したばかりの元巨人・上原浩治氏(以下敬称略)が生出演していた。同番組には上原の他に、御大・野村克也氏(同)も特別ゲストとして出演。つまり、「野…
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落ちた奪三振率 阪神メッセンジャーに忍び寄る37歳の衰え
昭和中期の阪急などで活躍した通算350勝の大投手・米田哲也は、ガソリンタンクと呼ばれた驚異的なタフネスで名を轟かせたという。確かに年間300投球回以上や20完投以上を何度もクリアしているのだから、す…
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ファンの傘をさし談笑 日本ハム西川“雨中の神対応”の価値
先日、日本ハムの西川遥輝がソフトバンクとの試合中に一風変わったファンサービスを行ったとして話題になった。相手チームの選手が自打球の治療を受けて試合が一時中断されている間、センターを守っていた西川が外…
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阪神近本がセ首位11盗塁 とんだ“外れ外れ1位”がいたものだ
このところ新生・矢野阪神が好調だ。開幕当初は低迷していたものの、4月の終盤から徐々に息を吹き返し、今では貯金1のAクラスである。 好調の要因は多々あるのだが、その中でもルーキーの近本光司や6…
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中日・与田監督は審判へのハラスメントになっていないか
4月21日の中日対ヤクルト戦で、今岡二塁塁審のジャッジをめぐって中日・与田剛監督が抗議する場面があった。今岡塁審は二塁付近を見ていなかった(よそ見していた)にもかかわらずセーフと判定し、与田監督から…