発掘おもしろ図鑑
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「雪の結晶 小さな神秘の世界」ケン・リブレクト著 矢野真千子訳
雪の降る日、袖口に舞い降りた雪の結晶の美しさとはかなさに心を奪われたことがある人も多いはず。あの雪の結晶、実は同じように見えて、どれひとつとして同じものはないという。それも、毛虫のようにもじゃもじゃ…
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「テクノロジー 見るだけノート」山形浩生、安田洋祐監修
「衛星コンステレーション」や「テレマティクス保険」「AIスコアレンディング」などの用語をご存じか。目にしたことはあっても、その意味を正確に説明できる人は、そう多くはないのではなかろうか。 日々…
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「東京の市場さんぽ」柴山ミカ著
石川県の輪島朝市や高知市の日曜市など、各地に地元の人はもちろん観光客にも愛される魅力的な「市」がある。しかし、わざわざ遠方に出かけなくとも東京のさまざまな場所で「市」が立ち、にぎわっているという。本…
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「だれかに話したくなるあやしい植物図鑑」 菅原久夫監修 白井匠、クリハラタカシ絵
自分たちが地球上の生き物で一番賢く、一番強いと思い込んでいる人間は、身の回りの植物に、ついつい上から目線になりがちだ。しかし、実は地球を牛耳っている陰の黒幕は、地球を覆う植物だという。 そも…
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「カクテルの図鑑ミニ」Cocktail15番地 斎藤都斗武、佐藤淳監修
猛暑だったこの夏は、例年以上にビールがすすんだが、爽やかな気候になってくると、そろそろ別の酒も恋しくなってくる。秋の夜長にバーのカウンターで傾けるカクテルなどいかがだろう。 カクテルは、甘く…
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「新装版昭和少年SF大図鑑」堀江あき子編
自動運転や空飛ぶ自動車など、新しい時代の到来を予感させる新技術の実用化が目前に迫っている。しかし、昭和20~40年代に少年時代を過ごしたおじさんたちは、これらの新技術やアイテムに既視感を抱いているの…
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「教養としてのミイラ図鑑」ミイラ学プロジェクト編著
ミイラと聞くと、多くの人はエジプトのそれを思い浮かべることだろう。しかし、ミイラは世界の至る場所に存在する。エジプトのように、技術を駆使して作った人工ミイラだけでなく、砂漠乾燥地帯や標高の高い山、永…
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「ネコもよう図鑑 色や柄がちがうのはニャンで?」浅羽宏著
空前のネコブームだが、ネコが人々を魅了する理由のひとつには、毛皮の柄のバリエーションの豊かさにあるのではなかろうか。ペットショップで購入するような純血種や単色をのぞき、よく見ると配色は同じでも同じ柄…
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「世界の民族衣装図鑑」文化学園服飾博物館編著
日本の民族衣装といえば着物だが、今では街中で見かけることも少なく、冠婚葬祭など、特別な日の装いになってしまった。しかし、着物は、寛大な袖やV字開きの襟など高温多湿の夏に適応し、羽織などを重ね着するこ…
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「ヘンな名湯」岩本薫著
日本には約3000もの温泉地があり、温泉施設に至っては2万カ所以上ある。それらを利用する宿泊客は年間で日本の人口を軽く超える。 温泉好きな日本人を満足させるために、山奥の秘湯から贅を極めた温…
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「日本ビール缶大全」長谷川正人著
アウトドアや旅先など、日常のあらゆるシーンで手軽にビールが楽しめるようになったのは、缶ビールの登場によってだった。本書は、そのビール缶に魅せられ約9000個を収集したコレクターの著者が、懐かしい缶や…
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「世界の本好きたちが教えてくれた人生を変えた本と本屋さん」ジェーン・マウント著 清水玲奈訳
長年、IT業界で働いてきた著者は、ある日、無性に絵が描きたくなりアパートの一室をアトリエにして、目の前の本棚を描き始めた。その絵がきっかけとなり、愛書家たちの蔵書のポートレートを描くようになった。や…
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「全館訪問取材中村元の全国水族館ガイド125」中村元著
平成の30年間で大きく変わったもののひとつが実は水族館だという。巨大、さらにその上をいく超巨大水族館が各地に続々と誕生し、全水族館の利用者数は動物園のそれを上回るそうだ。 本書は、日本で唯…
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「平成女子高制服クロニクル」森伸之著
平成元(1989)年、東京・青山学院の女生徒たちが輸入物のスポーツソックスの足元をたるませて渋谷の街を歩き始めた。この「くしゅくしゅソックス」こそ、その後10年以上にわたって女子高生のアイコンとなっ…
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「くさらないイケメン図鑑」吉田潮著
イケメンの定義は人さまざまで、最近では「イケメン~」と職業の前にまるで句のように添えて、もてはやしたりする。 辛口テレビ批評で知られるエッセイスト・イラストレーターの著者は、そんな風潮を「曖…
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「笑う神さま図鑑」川副秀樹著
古来、八百万の神と言われるように、日本人は身の回りのありとあらゆるものの中に神の存在を感じてきた。神々は、決して厳かなだけでも、威張っているわけでもない。神楽などの奉納民俗芸能は、人間と神さまの娯楽…
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「立ち食いそば大図鑑[首都圏編]」東京ソバット団著
「孤独のグルメ」の井之頭五郎のように、ランチといえども手を抜かず、自分が食べたいものをゆっくりと味わうのは健康にもストレスにもよさそうだ。しかし、忙しいサラリーマンにとっては夢のまた夢、現実はスケジュ…
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「ふらりと寄席に行ってみよう」佐藤友美著
空前の落語ブームで、人気落語家の独演会ともなればプラチナチケットで入手困難だという。しかし、そんな人気落語家の噺を気軽に聞ける場所がある。それが寄席だ。 200年近くもの間、手軽な娯楽として…
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「もうどく水族館水中&水辺の“毒”生物大集合!」サンシャイン水族館著
「怖いもの見たさ」という言葉があるように、人間には危険だと分かっていても自ら近づいてしまう習性があるようだ。サンシャイン水族館が毒をテーマにした特別展を企画したところ、30万人以上も動員したという。 …
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「追読人間臨終図巻Ⅰ」 山田風太郎原作 サメマチオ著
その人の経歴や財産の有無に関係なく、死は万人に平等に訪れる。1986年に刊行された山田風太郎の著書「人間臨終図巻」は、古今東西のあらゆるジャンルの著名人923人の死に際を記した奇書。それをコミック化…