発掘おもしろ図鑑
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「知れば知るほど面白い!クセがつよい妖怪事典」荒俣宏監修、佐古文男・画と文
SNSであらゆる出来事が瞬時に世界中に配信される時代、妖怪なんているわけがないとあきれ顔の人に忠告。 かの水木しげる大先生いわく、妖怪は見えるものではなく「かんじるもの」だそうだ。そして「子…
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「吉田謙吉と12坪の家」 布野修司ほか著
吉田謙吉氏(1897~1982)は、大正、昭和に活躍した舞台美術家。大正13年に設立された劇団「築地小劇場」の創立メンバーでもある。 その活動は、演劇だけに収まらず、装丁や文筆など、さまざま…
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「本のある空間で世界を広げる 図書館さんぽ」 図書館さんぽ研究会著
図書館利用派はもちろん、購入派の愛読家にもおすすめの図書館ガイド。最近の図書館は(購入派が)しばらく足を踏み入れていない間に、すごいことになっているようだ。 例えば、都心のど真ん中、日比谷公…
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「BODY 世にも美しい人体図鑑」スティーブ・パーカー著 A・ベイカー/絵 千葉啓恵訳
あなたは、自分の体の中に全部でいくつの骨があるかご存じだろうか。正解は(基本的には)206個。幼児期には300個を超えるそうだが、成長とともに頭の骨などがくっつき、総数は減少するそうだ(基本的にとた…
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「アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート」櫛野展正著
世の中には、他人の目や評価などを一切気にせず、自らに湧き上がる衝動に突き動かされるように、ひたすら創作活動を続ける人がいる。そうした市井の表現者たちを紹介するアートガイド。 こうした人々の作…
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「からだのための食材大全」池上文雄ほか監修 NHK出版編
「フィサリス」「パースニップ」「マニキュアフィンガー」……なんとも洒落た名前だが、その正体をご存じだろうか。 実はすべて食べられるもの。順番に食用ホオズキ、白ニンジンなどの名で売られているセリ…
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「ポケット版 ドングリさんぽ手帖」宮國晋一写真・文
どれも似たり寄ったりで、特にすぐれたものがないことを「ドングリの背比べ」というが、本書を手にしたら、このことわざが大きな間違いであることを知るだろう。 そもそも、ドングリとはブナ科の樹木にな…
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「イラストでわかる映画の歴史」アダム・オールサッチ・ボードマン著 細谷由依子訳
DVDやオンデマンドなど、いまや気軽に映画を楽しめる時代となったが、初めて映画館で映画を見た時のわくわく、ドキドキした体験を覚えている方も多いことだろう。本書の著者が初めて映画館で見た映画は「スター…
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「東京の橋 100選+100」紅林章央著
東京には車が通れる橋だけで五千数百、歩道橋や鉄道橋を加えると7000を超える橋があるという。その中から厳選した100橋に、特色がある鉄道橋・歩道橋100橋を加えて紹介するガイドブックだ。 「千…
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「絶滅危惧職種図鑑」七里信一著
近い将来、日本の労働人口の約半数が人工知能(AI)やロボットに仕事を奪われるなどといわれている。 本書は、今後、どのような職種が危ないのか、そして生き残る職種はどの分野かを予測、解説するイラ…
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「神社のどうぶつ図鑑」茂木貞純監修
神社の境内には、狛犬をはじめ、キツネやサルなど、さまざまな動物の像が置かれている。これらの動物は、神に仕えるものと考えられ、「神使」「眷属」などと呼ばれる。神社に神使の像が置かれるのは、人前に姿を現…
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「昭和少年少女 ときめき図鑑」市橋芳則、伊藤明良著
明年、新天皇が即位して、元号が変わると、昭和がさらに遠くなる。愛知県にある「北名古屋市歴史民俗資料館」は、「昭和日常博物館」の別名を持ち、その昭和の時代のごくありふれた日常生活で使用された品々を収集…
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「図説 ホントにすごい!生き物の図鑑」千崎達也文・絵
微生物から、10階建てのビルよりも大きいシロナガスクジラまで、地球は隅々まで生き物であふれかえっている。 もとはといえば太古の地球で、単純な化学物質からたった1個の細胞として生まれた生命が、…
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「イラストでみる 戦国時代の暮らし図鑑」小和田哲男監修
群雄割拠の戦国時代、大名やその家臣らは、戦と謀略にまみれた血なまぐさい毎日を送っていたように思いがちだ。しかし、彼らにも家族があり、仕事があり、日々の暮らしがあった。 本書は、戦国時代を生き…
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「歌舞伎の解剖図鑑」辻和子著
日本の伝統芸能の粋が詰まった歌舞伎。日本人なら一度は見ておきたいところだが、ハードルが高いと二の足を踏んでいる方も多いのではなかろうか。本書はそんな、興味はあるけど一歩が踏み出せない人におすすめの入…
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「ファーストクラスで世界一周」たかせ藍沙著
多くの人にとってファーストクラスは、一度は味わってみたい憧れの体験。しかし、パリ往復航空券がエコノミークラスなら5万円台から手に入るのに対し、ファーストクラスは250万円、50倍と知ると、やはり庶民…
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「楽器の音色がすぐ聴ける 世界の民族楽器図鑑」民音音楽博物館監修
キューバの「キハーダ」という楽器をご存じだろうか。その正体は、「ロバの骨」そのもの。本書に収録された写真では、骨部分が赤く彩色されているが歯はそのままリアルに残っている。楽器というからには音が出るの…
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「図説 江戸の暮らし事典」企画集団エド編著
懐かしいダイヤル式の黒電話も、初めて見るスマホ世代の若者には、どうやって使うのかも分からない謎の物体に見えるらしい。道具とはその時代時代の人々の暮らしぶりを、もっとも分かりやすく伝える最高のタイムマ…
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「世界植物探検の歴史」キャロリン・フライ著、甲斐理恵子訳
公園や庭を彩る植物や、食卓にのぼるさまざまな野菜や果物の多くは、日本原産ではない。それらの植物は、珍しい種や香料を求めて世界各地を旅した「プラント・ハンター」と呼ばれる探検家たちが、ヨーロッパにもた…
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「数学パズル大図鑑 Ⅰ・Ⅱ巻」イワン・モスコビッチ著 東田大志監訳 櫻井香織訳
AIがいつの間にか暮らしの中に入り込み、人間が仕事を奪われる大量失業の予測が現実味を帯びてきた。AIに対抗するため、既成概念にとらわれず、斬新で型破りな考え方をする「創造力」が求められる時代になった…