金井真紀の本でフムフム…世界旅
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「カーニバルがやってきた!」白根全著
「カーニバルがやってきた!」白根全著 もし何かの弾みで急にお金持ちになったらどうしよう、と妄想する。フッフッフ、明らかに宮田珠己さんの新刊、ロト7を買い続ける珍エッセーの影響だ。 いま…
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「地球グルメ大図鑑」セシリー・ウォン、ディラン・スラス著、ナショナルジオグラフィック編
「地球グルメ大図鑑」セシリー・ウォン、ディラン・スラス著、ナショナルジオグラフィック編 小学生の頃から、本屋さんでの慎重な姿勢は変わらない。大人になったら金に糸目をつけず欲しい本をどんどん買う…
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「ジャコブ、ジャコブ」ヴァレリー・ゼナッティ著、長坂道子訳
「ジャコブ、ジャコブ」ヴァレリー・ゼナッティ著、長坂道子訳 わたしは年をとってから本を書く仕事を始めた。しかも「おもしろいことだけやって食べていけるか実験してみよう!」と思い立って始めた。だか…
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「世界子守唄紀行」鵜野祐介著
「世界子守唄紀行」鵜野祐介著 わたしは「何かを拾い集めてきて、並べて、愛でたい」という欲求が強い。思えばそんな本ばかり書いてきた。パリのおじさんを集めたり、世界のサッカーサポーターを集めたり、…
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「カデギ」イ・ジョンチョル著 印イェニ訳 首藤若菜解説
「カデギ」イ・ジョンチョル著 印イェニ訳 首藤若菜解説 「カデギ」とは、トラックで運ばれてくる積み荷を降ろす仕事。時給は悪くないが、なにしろきつい。脱落者が続出するなかで、それでもこの仕事を続け…
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「イラク水滸伝」高野秀行著
「イラク水滸伝」高野秀行著 スマホの乗り換え案内を見て家を出る時間を決める。駅の手前のATMでお金を下ろし、すかさずPASMOにチャージ。ホームに着くとちょうど急行が入線してきて、よしよし万事…
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「頭じゃロシアはわからない」小林和男著
「頭じゃロシアはわからない」小林和男著 友人からもらったマトリョーシカ柄のTシャツ。添えられたロシア語、その端正なキリル文字のたたずまいが好きだ。でもそれを虚心坦懐に着られなくなって1年半が経…
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「わたしは、不法移民」カーラ・コルネホ・ヴィラヴィセンシオ著 池田年穂訳
「わたしは、不法移民」カーラ・コルネホ・ヴィラヴィセンシオ著 池田年穂訳 今年6月、わたしは出張の途中でアメリカ南部のヒューストンに立ち寄り、大谷翔平の試合を生観戦した。これ、ほとんど誰にも言…
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「私の自由な東ドイツの少女時代」ズザンネ・ブッデンベルク著、深見麻奈訳
「私の自由な東ドイツの少女時代」ズザンネ・ブッデンベルク著、深見麻奈訳 わたしが最初に覚えたカタルーニャ語は「アスカラバット」、意味はゴキブリ。バルセロナあたりのサッカー場では、ダメな審判を「…
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「ロバのスーコと旅をする」高田晃太郎著
「ロバのスーコと旅をする」高田晃太郎著 旅をしてあとに残るのは、屋台のおばちゃんとの何げない会話やバスターミナルにいた猫の記憶だ。世界を知りたいと思って出かけるけど、結局拾ってくるのはカケラだ…